ビットコインの動きに力がありません。
為替市場では8月以来のドル高の水準へと戻ってきており、
ドルの代替品としての価値も失いつつあります。
7月後半からの動きは、最高値更新を目指す動きでは無く、
足元は6月を起点とする長期下落の最中である可能性が強まってきました。
ビットコインの9月29日概況について解説します。
(この記事は9月29日午前7時の情報で書き、短期間のスイングトレードで有効となる数値を紹介しています。
9月28日午前7時からの動き
9月28日午前7時、478万円で推移していたビットコイン、
日本市場開始前の午前8時に小規模な下落、午前9時には466万円まで下落し短期サポートをブレイクします。
午後1時に476万円まで戻すも、午後5時には461万円まで再度下落、
午後10時に475万円に突如戻すも上髭をつける形となり、29日午前1時には458万円に下げ、
午前7時現在は465万円で推移する展開です。
本日の動きでサポートを再び失い、上昇ムードは短期間で終わった形となります。
次の型を作る数日間は再び、大きな下落が発生するかもしれません。
現在は長期下落中のあや戻し?!
チャートはドルの強さを示すドルインデックスチャートですが、FOMC後にドル高が進み、
8月1日の水準まで戻しています。
元々ビットコインはバイデン政権の財政政策、金融政策不透明感からドルの代替品として買われバブルになっていた経緯があるため、
ドル高は方向修正となりマイナス作用が働きます。
7月後半から300万円割れ間近だったビットコイン、9月に580万円まで戻しましたが、
この動きは他の金融商品に先行し下げペースが早すぎあや戻しをしたただけで、
長期下落のトレンドは変わっていない可能性の方が高そうです。
チャートの①のトレンドではなく、②のトレンドを描き、過去の動きに近ければ、
2022年3月〜6月頃まで下落する可能性があります。
本日のサポート&レジスタンス
本日のサポートは、短期サポート、中期サポート共にブレイクされた状態で、午前9時に再度安値を付けたため、最短でも夜間まで発生しません。
日本時間はかなり無理して買ってきているため高値掴みをしており、
嫌気売りに押される可能性があるでしょう。
レジスタンスは短期レジスタンスが478万円の位置に降りてきています。
あまり下げていないかのように見えますが、上値の水準がジリジリ下がってきており、
この動きは10月始め付近も続く可能性がありそうです。
まとめ
ビットコインは小規模な下落なものの、上値が重く力なく下落しています。
現在の足元の動きはドル高も相まって、長期下落の真っ只中にいる可能性もありそうです。
10月以降も下落から脱出するキッカケを掴めないかもしれません。