ビットコインの11月10日の動きは、772万円の最高値を更新後、779万円まで上昇しましたが、
中国の恒大集団が破綻したとの一報で、一気に下落する展開となりました。
直近では726万円まで下落し、リスクオフの動きが鮮明となっています。
ただ、中国の不動産会社破綻(一部の情報でまだ不確定、午前9時時点では回避したとの報道)をビットコイン下落のシナリオと単純に捉えられるものでもないため、
本日の動き次第で何もなかったかのように反発も考えられそうです。
ビットコインの11月11日の概況について解説します。
(この記事は11月11日午前7時の情報で書き、短期間のスイングトレードで有効となる数値を紹介しています。)
11月10日午前7時からの動き
11月10日午前7時、764万円で推移していたビットコイン、午後10時に747万円まで下落した後、
上昇モードに、11月11日午前2時には779万円をつけて最高値を更新します。
ところがその後、中国大手不動産会社の恒大集団の破綻(一部の報道でまだ不確定、午前9時時点では回避したとの報道)の一報で、午前6時には726万円まで下落、
短期サポートと切り上がっていた中期サポートをブレイクします。
その後、午前7時現在は738万円で推移する展開です。
恒大集団破綻後は2つのシナリオ
現在は、恒大集団が破綻(一部の報道でまだ不確定、午前9時時点では回避したとの報道)したことによるリスクオフの動きが出てきています。
ただ、11月10日の記事で書いた通り、10日からの動きは日柄が悪く、
下落に注意しなければいけない日だったため、むしろこの程度の下落はアタフタするレベルではありません。
中国大手不動産会社とビットコインの連動性は紐づけるべきでなく、
アノマリー的には上昇の本番は今日から来週にかけてになるため、本日の動きでシナリオが分岐しそうです。
今後は、①再び売り直され下値を模索②何もなかったかのように高値更新 の2つのシナリオが考えられます。
前者の場合660万円程度まで下がることがありますが、後者の方が可能性としては少し高いかもしれません。
11月10日概況・・・https://bitcoin-valley.com/news/btcmarket-173/
本日のサポート&レジスタンス
本日のサポートは、短期、中期共にブレイクされており、拠り所がありません。
今の安値を更新しなければ、夜間に短期サポートが発生するので、そこからか、
750万円を超えたら再び買っていくべきでしょう。
レジスタンスは中期レジスタンスが780万円の位置に残っています。
短時間での780万円超えを期待したいところです。
まとめ
ビットコインは最高値更新後、恒大集団破綻(一部の報道でまだ不確定、午前9時時点では回避したとの報道)によって撃墜される形となっています。
ただ、不動産会社とビットコインには直接関係なく、今後は再び上昇する可能性も残されていそうです。
上昇のシナリオになるには、本日の動きが重要となります。