ビットコインは12月入り後、更に上値を重くしたようで、低空飛行の横ばいの動きとなりました。
週明けの12月6日には中国の不動産大手、恒大集団の返済猶予期限が控えており、本日から警戒が必要です。
ビットコインの12月3日の概況について解説します。
(この記事は12月3日午前7時の情報で書き、短期間のスイングトレードで有効となる数値を紹介しています。)
12月2日午前7時からの動き
12月2日午前7時、643万円で推移していたビットコイン、
午前10時に649万円付近に上昇するも、高値はここまでとなります。
正午に632万円まで下落するも、ギリギリ短期レジスタンスは守られて、再び反発するも、
650万円近くで勢いを消される上値が重い動きです。
欧州時間、NY時間に売られることはなかったものの、12月3日午前7時現在は642万円と、
低空飛行の横ばいの動きとなっています。
恒大集団の返済猶予期限が12月6日に控え注意?!
既に多くの方々が忘れかけてしまっているかもしれませんが、中国の恒大集団の破綻懸念はまだ続いています。
今の状況は債務が期限までに払えず、デフォルトの状態なのですが、
返済期限を1ヶ月伸ばしてもらい、それが12月6日に期限となっています。
デフォルトと破綻は違い、今は支払いを少し待ってもらっている状態です。
期限まで支払えなくても、恒大集団が裁判所に対して破綻する、
もしくは債権者が破綻したと申請しなければ、破綻とはなりません。
債権者は自分だけ返してもらえる可能性を信じ、中々裁判所に破綻のトリガーは引かないので、
破綻は恒大集団次第です。
12月6日の期限に備え、恒大集団では資産を売却しており(一部報道では株を売却したとある)、
売却が間に合っていれば、返済期限を履行できそうですが、
もしかすると今後の支払いが無理と判断し、諦めるかもしれません。
諦める場合、市場の混乱に配慮し、休み中にネガティヴニュースが出てくるでしょう。
丁度コロナで世界環境が悪くなっているため、ネガティヴ材料が続く雰囲気ではあります。
なんにせよ、上値は重そうなので、重心は売りに傾けながら、恐る恐るトレードした方が良さそうです。
本日のサポート&レジスタンス
本日のサポートは632万円の位置に変わらずあり、動きはあまりありません。
レジスタンスは655万円の位置に短期レジスタンスがあり、早めのブレイクに期待したいところです。
週末暴落にも注意しましょう。
まとめ
ビットコインは低空飛行で横ばいの動きになってきました。
週明けには恒大集団の返済期限を控え、本日からネガティヴニュースが飛び込んでくる可能性があります。
売りに重心を傾けつつ、跳ねたときは買うスタンスが良さそうです。