ビットコインの21日の動きは、小安い展開となりました。
日銀決定会合がありましたが、市場予想通り横ばいで、円安インフレに対する配慮もなく、
利上げしないではなく、出来ない状態と市場は受け止めそうです。
ビットコインの7月22日の概況について解説します。
(この記事は7月22日午前8時の情報で書き、短期間のスイングトレードで有効となる数値と値動きの予想を紹介しています。)
小安い展開?!7月21日午前7時からの動き
7月21日午前7時、322万円で推移していたビットコインでしたが、この日は上値を更新できず、
ジリ安の展開となります。
午後11時には308万円へと下落、そのまま下落の可能性もありましたが、
NY時間はしっかりで、22日午前5時には320万円を付け、午前7時現在は318万円で推移しています。
イーロン・マスクという伝道師を失った余波から、強気が少し後退しているかもしれません。
イーロン・マスクBTC 75%売却・・・https://bitcoin-valley.com/news/btcmarket-336/
日銀決定会合は変更なし?出口のない迷路に突入?!
前日は日銀決定会合でしたが、変更ないどころか、
日銀総裁から1ドル140円に迫ろうとしている中、『金利引き上げ全くない』発言が出ました。
この発言は、利上げしないではなく、出来ないと受け止められそうです。
日銀は現在、2つの誘導目標を持っており、その内の一つが日本の10年国債を0.25%以下に誘導する事です。
米国の10年国債金利はチャートのように、2018年の水準に迫りそうですが、
日銀はこれを追う事なく、0.25%を守り続け、結果円安になっています。
円安を円高にするには、2%くらいに上げないとキャリートレードは下火になりませんが、
国債残高が1000兆円ある中、税収は60兆円で、その火中の2%の利上げは、予算が作れなくなります。
他にも利上げで日銀が債務超過になるなど問題がありますが、どんなに円安インフレになっても、『利上げは出来ない』と言うのが本音のようです。
来週はFOMCですが、円安によるビットコインが高くなる場面が期待できるかもしれません。
本日のサポート&レジスタンス
本日のサポートは、300万円の位置に短期サポートが再び発生しています。
レジスタンスは短期レジスタンスが325万円の位置に降りてきており、ブレイクが狙える位置です。
FOMCが近いため、マインドの転換には注意しましょう。
まとめ
21日は日銀決定会合がありましたが、市場予想通り変化なしとなりました。
既に出口のない迷路に入っており、インフレ円安でも利上げは出来ない状況下にあるようです。
FOMCに向けて、円安によるビットコイン価格上昇の動きが期待できるかもしれません。