ビットコインの8月23日の動きは、平日にしては珍しく、二日続けて売りも買いも少ない閑散とした動きとなりました。
一方で米国のPMI、住宅販売物件件数が予想より悪く、米国はインフレの中景気後退が鮮明となってきたようです。
ビットコインの8月24日の概況について解説します。
(この記事は8月24日午前7時の情報で書き、短期間のスイングトレードで有効となる数値と値動きの予想を紹介しています。)
8月23日午前7時からの動き
8月23日午前7時、290万円で推移していたビットコイン、この日はどっちつかずの動きとなります。
まず、午後3時に287万円に下落するも、下値を目指す動きにはならず、程なく反発、午後10時には297万円へと上昇します。
その後は米国の経済指標が発表された影響をうけ、少し円高に触れたことから、24日午前1時には291万円に戻り、午前7時現在は294万円で推移する展開です。
前日の安値を更新していませんが、高値も更新せず、287-297万円と、最近にしてはとても小さい値幅で推移する展開となっています。
米国の経済指標は激悪!リッセッション気味?!
23日の午後10時45分にPMIが発表され、午後11時には新築住宅販売件数が発表され、共に市場予想を下回りました。
ドル円がこの影響を受け、利上げが止まるとの思惑から、137.5円から136円を割れる動きを見せましたが、
ひとまず再び円安方向に戻りつつあります。
米国の経済指標は相変わらず激悪リセッション気味ですが、インフレだけは旺盛で、
中央銀行としては利上げペースを緩めたいが、インフレが治らない頭の痛いところでしょう。
利上げペースの速さはドル高になり、仮想通貨市場にとって大きなマイナスのため、今後も米国の経済指標には注意が必要です。
本日のサポート&レジスタンス
本日のサポートは、変わらず短期サポートが283万円の位置にあります。
週央から週末にかけて動きが出ると、直ぐにブレイクされそうです。
レジスタンスは301万円の位置から変わらず、こちらは価格以上の距離を感じます。
日本時間に元気がなくなってきており、どちらかと言うと下落可能性が高そうです。
まとめ
ビットコインは2日続けて低調な動きとなりました。
米国がリセッション気味になってきており、ドルの価値に今後も影響してきそうで、注意が必要です。
相場の牽引役が居なく、少ない売りで下落する可能性がある、神経質な展開になるでしょう。