ビットコインは5月に入り、再び下落ムードに入った可能性が出てきました。
月足での陰線が長くなってきており、過去と同じ調整をするのであれば、高値から3分の1程度になってもおかしくありません。
ビットコインの5月5日の概況について解説します。
(この記事は5月5日午前7時の情報で書き、短期間のスイングトレードで有効となる数値を紹介しています。)
5月4日午前7時からの動き
5月4日午前7時に625万円で推移していましたビットコイン、この日は日本時間から動きが良くありません。
午前9時には615万円の短期サポートと612万円の中期サポートをあっさりとブレイク、600万円まで下落します。
午後7時には621万円まで上昇するも、NY時間から下落、5月5日午前1時には583万円まで下落します。
5月4日の記事で書きました、海外取引所バイビットの大型スリップの安値より下がっており投資家心理を更に悪化させそうな下落の仕方です。
長期下落なら高値から3分の1程度に?!
ビットコインは昨年の10月以降、大きな調整はなく、月足で陽線の動きを続けていましたが、4月に月足での連続陽線記録は途切れています。
5月もここまでが陰線になっているため、月足ベースで見ると長期の調整が始まったばかりと考えます。
過去の同じような月足幅で上昇していたケースでは、最高値から7割-8割下落していますので、今回もそのレベルの調整があっても可笑しくはありません。
8割下落の場合、日本円で230万円程度、ドルベースで2万ドルに半年から1年かけて戻ることになります。
大きな下落に思えますが、2021年初めの価格が約300万円ですので、4ヶ月位前に戻ると考えれば、感覚が付いてくると思われます。
本日のサポート&レジスタンス
本日のサポートは前日短期サポート、中期サポートがブレイクされたばかりのため、とっかかりが無い状態です。
今現在の安値を更新しなければ、本日の夕方にサポートが発生しますので、逆張りが多い日本時間に渋とい動きが出るかに期待したいところです。
レジスタンスは短期レジスタンスが622万円のところに降りてきており、今の動きであれば日付が変わる頃、更にブレイクしやすい位置に来ます。
深夜から高値を追う展開になり、短期レジスタンスをブレイクすれば、ひとまず短期的な下落は止まるでしょう。
まとめ
5月相場入りした後のビットコインは、再び長期下落ムードが漂い始めています。
過去の調整では高値から3分の1程度になっており、今年の上昇分を消す動きになるかもしれません。
ひとまず短期的な下落を止めれるか、本日の動きに注目です。