ビットコインの12月20日の動きは、ノーマークだった日銀決定会合で実質利上げの動きがあり、
円が136円後半から131円台まで下落、円ベースのビットコイン価格も220万円台前半へと下落しています。
円安が終わった日本勢は今ホールドを続ける理由が無くなり、年内から年明け以降に日本からの売りが増えそうです。
ビットコインの12月21日の概況について解説します。
(この記事は12月21日午前7時の情報で書き、短期間のスイングトレードで有効となる数値と値動きの予想を紹介しています。)
短期サポートもブレイク!12月20日午前7時からの動き
12月20日午前7時、223万円を付けたあと225万円で推移していたビットコイン、
午前は日銀決定会合が変更なしを織り込み、231万円へと買われます。
ところが日銀決定会合ではYCC変更がなされ、急落、NY時間21日午前2時には220万円を付け、
午前7時現在は222万円で推移する展開です。
短期サポートもブレイクされ、今回の動きでいよいよ年初来安値へと近づく展開になっています。
ノーマークの日銀決定会合でYCC変更!ハイパー円高で日本勢死亡か?!
今回の日銀決定会合は当然の如く変更なしと思われましたが、YCCを±0.25%から±0.5%に変更という、ビックサプライズがありました。
前回の日銀決定会合で話した内容と180度変わった、史上対話を無視した騙し討ち状態で、
為替市場は136円後半から131円まで急落しています。
ドルベースのビットコイン価格はドル高で持ち直したものの、円ベースは再び年初来安値の220万円に近づきつつあります。
日本勢は円安が進んだ3月に400万円から600万円へと買い上げ、
更にその後の下落過程でも円安見通しで買い向かっていたため、今回の円高は諦めどきになりそうです。
年内から年明け以降に日本時間から売りが出やすくなるかもしれません。
本日のサポート&レジスタンス
本日のサポートは、短期サポート、中期サポート共にブレイクされ、よりどころがない状態です。
夜間に入り安値を更新されていなかったら、買ってもいいですが、それまでは様子見が良さそうです。
レジスタンスは236万円の位置で、
米国勢からの買いに期待したいところです。
週末にかけ、仮想通貨企業の破綻も発生するかもしれません。
まとめ
ビットコインはノーマークの日銀決定会合で政策変更があったことから、ハイパー円高で年初来安値に近づいています。
円高を嫌気した日本勢からの売りが増えそうで、週末にかけて荒れ模様です。
夜間まで安値更新しないかに注目しましょう。