ビットコインの5月6日からの動きは、再び下落となり方向感のない相場になりました。
5月5日は日本時間から中規模の上昇を見せており、利食いが早い日本人らしく、
早くも利食い売りの動きが出て6万ドルトライに失敗しています。
動きが乏しい一方で、5月から予想ボラティリティが上昇する不穏な動きになっており、
5月の残り相場は荒れ相場になる可能性が出て来ています。
ビットコインの5月7日の概況について解説します。
(この記事は5月7日午前7時の情報で書き、短期間のスイングトレードで有効となる数値を紹介しています。)
5月6日午前7時からの動き
5月6日午前7時、620万円で推移していたビットコインでしたが、
前日の反発を受けて日本時間は様子見モードになります。
それでも午後5時には637万円まで上昇し上値を追う展開を見せるも、
ドルベースでは58500ドルに届いておらず、6万ドル回復は遠い動きになっています。
夜間に入ると今度は売られ始め、プラスからマイナスに転落、5月7日午前4時には603万円まで下落します。
流石にここは切り上がって来た短期サポートが効果を発揮し、
午前7時現在は616万円の位置で推移しているものの、買いは一過性で終わってしまう印象は拭えません。
動きは少ないが市場エネルギーは上昇
5月に入り方向感の無い動きが続いていますが、
一方で30日間の予想ボラティリティが5月に入り上昇基調です。
5月の動きが乏しいなか予想ボラティリティが上昇していますので、
大きな動きの前の予兆とも思えます。
来週にかけて上にも下にも行きやすい、荒れ相場になるかも知れません。
本日のサポート&レジスタンス
本日のサポートは短期サポートが602万円の所に残っています。
600万円を割れてくるようなら警戒が必要でしょう。
中期サポートは今は578万円の位置にありますが、明日の午後からは602万円に切り上がります。
中期サポートを割ってくるようなら、今回の下落は大きくなるかもしれません。
一方でレジスタンスは短期レジスタンスがまだ発生していないものの、
今の動きなら5月7日の午後には639万円の位置に発生します。
夜間には中期レジスタンスも640万円の位置に下がってくるため、
週末再びこの辺りに戻せるかが今後を左右しそうです。
まとめ
ビットコインは再び6万ドルトライを失敗しており、方向感の乏しい動きになっています。
反面予想ボラティリティが上昇しており、5月は荒れ相場になってもおかしくありません。
週末はレジスタンスをブレイクできるか、短期、中期サポートを死守出来るかが、
今後の動きの行く末を左右しそうです。