ビットコインの週明けの相場は、日本時間にドルベースで6万ドルの回復を試すも、
突破に失敗し、11日の早朝に売られる展開になっています。
今回の『6万ドルに迫るも回復には失敗する』動きは、5月3日から大きな流れのなか3回発生しており、
辛抱強い投資家と流石に失望するレベルかもしれません。
今までは6万ドル手前で弾かれても戻っていましたが、3度目の正直に失敗したことにより、今回は戻りが限定的となる可能性があります。
ビットコインの5月11日の概況について解説します。
(この記事は5月11日午前7時の情報で書き、短期間のスイングトレードで有効となる数値を紹介しています。)
5月10日午前7時からの動き
5月10日午前7時に、631万円で推移していたビットコイン、日本時間は強く、午後1時には648万円まで上昇し、短期レジスタンス、中期レジスタンスをブレイクします。
この時間のドルベースは59,800ドルで、節目の6万ドル手前でしたが、
節目を抜けることが出来ないと徐々に売りに、5月11日午前4時には614万円付近にある短期サポートと中期サポートを割り、
午後5時には591万円まで下落し、午前7時現在、610万円付近で小康状態となっています。
1日で中期レジスタンスと中期サポートを両方消す、忙しい相場となりました。
3度目の6万ドル回復失敗は投資家も失望か
今回で6万ドル回復は大きな流れの中で3度目となります。
6万ドルを超えてから下落するシナリオが描かれていると考えていましたが、
単純にそれより弱そうです。
今までは弾かれた後に戻っていましたが、3度目となると疲労も溜まっており、
中期サポートも今回消した事から、戻りは限定的になる可能性があります。
日本時間よりNY時間の午前3時-5時に下落傾向が見られるため、大きな流れでの警戒が必要です。
今日のサポート&レジスタンス
今日のサポートは午前4時にブレイクされたばかりで、夜間まで発生しません。
レジスタンスは650万円付近にありますが、短期レジスタンスは日が変わった以降に降りて来ます。
12日の深夜から高値を追う動きができるかに注目です。
ブレが大きい相場なので、ロスカット幅を厚めに持っておいた方がいいでしょう。
昨日強かった日本時間に期待したいところです。
まとめ
ビットコインの5月11日の動きは、6万ドル回復に失敗し、サポートをブレイクしています。
6万ドル手前で弾かれるのは3度目となり、流石に今回の戻りは限定的となる可能性が出てきました。
日本時間にどれだけ戻しがあるかに注目です。