ビットコインの12月19日の動きは、626万円へと上昇したものの失速、前日の水準に値を戻しています。
日銀決定会合のイベントがありましたが、現状維持どころか1月の解除も見通しを発表しなかったことから、
日銀は永遠にマイナス金利解除を行わないスタンスのようです。
ビットコインの12月20日の概況について解説します。
(この記事は12月20日午前7時の情報で書き、短期間のスイングトレードで有効となる数値と値動きの予想を紹介しています。)
結局失速!!12月19日午前7時からの動き
12月19日午前7時、608万円で推移していたビットコイン、日銀決定会合結果前から上昇の動きを見せます。
日銀総裁会見後は145円程度まで円安が進み、午後8時には626万円に上昇し短期レジスタンスにかかります。
ただこの水準はすぐに是正され、NY時間にかけて下落し、20日午前7時現在は609万円で推移する展開です。
日銀決定会合で買われたものの、結局元に戻ってしまいました。
日銀は永遠に金融緩和正常化を行わない?!
今回の日銀のスタンスで判明したのは、日銀は金融緩和解除のポーズを取るものの、
緩和解除は永遠に行わないスタンスのようです。
1月のフォワードガイダンスにもマイナス金利解除を予想していないことから、
早くても4月以降となりますが、24年の半ばには米金利引き下げが始まるタイミングです。
加えて海外初のインフレも収束を始めていることから、日本のインフレも下落傾向に転じ、
インフレ率下落の中で引き締めには動きにくくなります。
マイナス金利解除のチャンスは今回までしかなく、日銀は完全にタイミングを逸した結果となりました。
為替は米国の景気悪化からドル安基調で、益々正常化をする理由がなくなります。
正常化の遅れはビットコイン価格にもプラスの影響を与えてくるかもしれません。
本日のサポート&レジスタンス
本日のサポートは、変わらず中期サポートが579万円の位置に残る状態です。
20日以降はパフォーマンスが悪くなるため注意したい局面です。
レジスタンスは昨日ブレイクした短期レジスタンスが650万円の位置に再び発生しており、この水準をクリアできるかが当面の目標となります。
まとめ
ビットコインは途中高かったものの、結局横ばいの動きとなっています。
日銀は金融緩和正常化のタイミングを完全に逃し、緩和解除は一気に遠のいています。
ビットコイン価格にプラスの影響を与えるかに注目です。