16日のビットコイン相場は動きが少ない軟調な展開になりました。
短期サポートを下回っていないため、まだ上昇モードが続いていると見ることが出来ますが、
レンジの上限が重く、このままでは時間切れとなり、レンジ相場脱出は失敗に終わる可能性が出てきました。
ビットコインの6月16日の概況について解説します。
(この記事は6月16日午前7時の情報で書き、短期間のスイングトレードで有効となる数値を紹介しています。)
6月15日午前7時からの動き
イーロン発言の余波を受けた6月15日の相場は、動きの少ない軟調な展開に終始します。
6月15日午前7時は443万円で推移し、午前9時には449万円まで上昇するも、
午後6時は436万円まで下落、6月16日の午前3時に455万円まで上昇するも、
午前5時には435万円に戻り、午前7時現在は443万円に戻っています。
途中短期レジスタンスが発生し、455万円への上昇の動きでブレイクしたものの、
その後元に戻っていますが、短期サポートは割っておらず、上値は重いが下値も限られる方向感の無い展開です。
時間切れでレンジ脱出失敗の可能性?!
ドルベースでは今回、41300ドルまで上昇し、その後また足踏みをしています。
今回の動きで弱気と強気の2つポイントが拮抗しています。
弱気のポイントは、レンジ相場の上限が41000ドルと考えると、
少しオーバーしたところで売り込まれたと見ることができる点です。
少しはみ出した後の失速は、ここまで牽引していた勢力が、
最後に買い上げて買いを誘ってから売る動きをしたと見れるため、その後牽引役を失い弱くなるケースが多くなります。
強気のポイントとして、短期サポートすら下回っておらず、しっかりの点が挙げられます。
サポート継続中は買いのマインドは断たれているとは言えないため、
中期サポートの上昇とともに上に押し上げられる可能性もあります。
今日のサポート&レジスタンス
今日のサポートは現在、431万円、午前中には433万円まで切り上がります。
中期サポートは今日の夕方一気に423万円まで切り上がる予定です。
まずは短期、中期サポートを維持できるかが上昇の鍵となります。
夜間からは短期レジスタンスが発生しますので、夜間までに高値更新出来なければ時間切れと見切っていいでしょう。
まとめ
ビットコインの6月16日の相場は軟調な展開に終わりました。
本日の夜間までに直近つけた高値455万円を更新できなければ、時間切れになりそうです。
本日はサポートを維持できるか、夜間までに上値を追う展開になるかに注目です。