ビットコインは6月16日の夜間までに高値を更新できなかったことにより、時間切れで下落をしてしまいました。
今回の下落でレンジ相場脱出は失敗に終わったと見ることができます。
更に市場を長期で冷やすネガティヴな材料として、
FRBが2023年に前倒ししてゼロ金利を解除する見通しである事を発表しています。
ビットコインの6月17日の概況について解説していきます。
(この記事は6月17日午前7時の情報で書き、短期間のスイングトレードで有効となる数値を紹介しています。)
6月16日午前7時からの動き
6月16日午前7時、442万円で推移していたビットコイン、日本勢の動きが限られ、
午後3時に446万円まで上昇するも、上値を追う展開にはなりませんでした。
そうこうしている内に6月16日の記事で書きましたタイムリミットが迫り下落、
434万円の短期レジスタンスをブレイクし、6月17日深夜1時には423万円まで下落、中期レジスタンスブレイク間近に迫ります。
その後は底値横ばいの動きとなり、午前7時現在は428万円で推移している状態です。
FRBのゼロ金利解除前倒しで更に長期下落は色濃く?!
ビットコインにとって大きなネガティヴニュースが飛び込んできました。
FRBが現在のゼロ金利を2024年見通しから1年早め、2023年に解除する見通しに変更をしています。
仮想通貨の大きな流れは、米国の金融緩和、米中の規制、中国のマイニング動向で作られますので、
今回のニュースはイーロン発言のような一過性のものではなく、長期の重しになっていきそうです。
再び最高値を更新することは、数ヶ月どころか年ベースで困難になりつつあります。
今日のサポート&レジスタンス
前日の動きから、短期サポートはブレイクされており、日本時間の粘り待ちの状態ですが、
6月に入ってから日本勢もオワコン化に気づき始めているため、期待できないかもしれません。
423万円の中期レジスタンスをブレイクすると、380万円まで早い下落を起こす、可能性があるでしょう。
レジスタンスは短期レジスタンスが447万円の位置にあり、深夜に438万円に切り下がってきます。
深夜に上昇をして、438万円から上値を追ってくれば、短期的に持ち直す可能性もあるでしょう。
まとめ
ビットコインは時間切れにより、再びレンジ相場へと戻ったようです。
FRBがゼロ金利解除を前倒したため、最高値更新の機運は潰えてきました。
本日は深夜にかけて上昇を出来るかに注目です。