ビットコインの6月23日の動きはサポートラインが発生したことから、
一旦買い戻しの動きが出て上昇しました。
早いペースでの下落から一服した形ですが、今回の上昇は下落ラインの上限で丁度止まる不穏な動きになったため、
月末3万ドル割れのシナリオから抜け出せておらず、完全底値を打ったと判断するのはまだ時期尚早と言えそうです。
ビットコインの6月24日の概況について解説します。
(この記事は6月24日午前7時の情報で書き、短期間のスイングトレードで有効となる数値を紹介しています。)
6月23日午前7時からの動き
6月23日午前7時、359万円で推移していたビットコイン、午前9時には351万円まで下落するも、
この時間にサポートラインが発生していたことから、一気に上昇の流れとなります。
370万円の短期レジスタンスをブレイクし、午後10時には386万円まで上昇し、
底値を打ったと感じさせる強い動きです。
ところがNY時間本番からは不穏な動きになり、24日午後5時には363万円まで下落、午後7時現在は370万円で推移しています。
不穏な位置で止まったビットコイン、月末3万ドル割れ?!
『3万ドル割れで底を打った!』と感じた人が多くなっているかもしれませんが、
今回の動きで3万ドル割れ定着のシナリオが変わったとは言えません。
チャートはbit mexのドルベースチャートですが、
今回は6月16日を起点とする下落ラインの上限で丁度弾かれる不穏な上昇で終わっています。
ここを完全に上抜けていないうちは、単に下落中売り過ぎたため、一度緩めただけになります。
本日以降3.6万ドルくらいまで戻す動きが出なければ、
月末まで下落ラインに沿って下落し3万ドル割れが定着していきそうです。
5月23日、6月8日の下落時は3万ドル近くまで下げた後4万ドル近くまで1日で反発しているため、
今回は短期の買いエネルギーも低く見えます。
今日のサポート&レジスタンス
今日のサポートは短期サポートが350万円の位置に切り上がります。
ここを下回った場合は、低空飛行から墜落炎上の可能性が出てくるため注意が必要です。
レジスタンスは現在387万円の所にあるも、今の動きだと深夜に切り下げてきます。
早々に短期レジスタンスをブレイクするか、深夜から上昇出来るかが今日の上に行くポイントです。
まとめ
ビットコインは短期サポート発生から上昇の動きになりましたが、一方で下落ラインで止まり不穏な動きを見せています。
月末3万ドル割れの既定路線を覆すには、3.6万ドル位までの上昇が必要です。
本日は早々に短期レジスタンスをブレイク出来るかに注目です。