2024年に入ってから、暗号資産スタートアップ企業の資金調達が活発化しています。
これは、仮想通貨市場に対する投資家からの期待の高さを示すものです。
資金調達を行うスタートアップ企業は、DeFi、NFT、メタバースなど、様々な分野に及びます。
これらの企業が開発する新たな技術やサービスは、仮想通貨界に革新をもたらす可能性を秘めています。
DeFi
- Aave (アーブ): 分散型金融 (DeFi) プロトコル。ユーザーは、暗号資産を預けて利息を得たり、暗号資産を担保に融資を受けたりできます。Aaveは、2024年第1四半期に1億5000万ドルの資金調達に成功しました。
- Compound (コンパウンド): Aaveと同様に、DeFiプロトコル。2023年3月に、米金融大手ゴールドマン・サックスから5000万ドルの投資を受けることを発表しました。Compoundは、2024年第1四半期に7500万ドルの資金調達に成功しました。
NFT
- OpenSea (オープンシー): NFTマーケットプレイス。ユーザーは、NFTの売買や作成を行うことができます。OpenSeaは、2024年1月に、米ベンチャーキャピタルa16zから3億ドルの投資を受けることを発表しました。2024年第1四半期には、8000万ドルの資金調達に成功しました。
- Rarible (ラリブル): OpenSeaと同様に、NFTマーケットプレイス。2023年7月に、米暗号資産投資会社Coinbase Venturesから1500万ドルの投資を受けることを発表しました。Raribleは、2024年第1四半期に4000万ドルの資金調達に成功しました。
メタバース
- The Sandbox (ザ・サンドボックス): ユーザーが仮想空間上で土地を購入し、建物やアバターなどを制作できるメタバースプラットフォーム。The Sandboxは、2022年11月に、ソフトバンクグループから1億5000万ドルの投資を受けることを発表しました。2024年第1四半期には、5000万ドルの資金調達に成功しました。
- Decentraland (ディセントラランド): The Sandboxと同様に、メタバースプラットフォーム。2023年2月に、米金融大手JPモルガン・チェースから2600万ドルの投資を受けることを発表しました。Decentralandは、2024年第1四半期に3000万ドルの資金調達に成功しました。
その他
- Aptos (エイプトス): Web3.0向けのレイヤー1ブロックチェーン。Aptosは、2024年第1四半期に2億ドルの資金調達に成功しました。
- Sei (セイ): 安定ステーブルコインのための分散型取引所。Seiは、2024年第1四半期に1億8000万ドルの資金調達に成功しました。
- Magic Eden (マジックエデン): Solana向けのNFTマーケットプレイス。Magic Edenは、2024年第1四半期に1億7000万ドルの資金調達に成功しました。
- Immutable X (イミュータブルX): ゲーム内NFTに特化したレイヤー2ブロックチェーン。Immutable Xは、2024年第1四半期に1億6000万ドルの資金調達に成功しました。
- Flow (フロー): マルチロールブロックチェーン。Flowは、2024年第1四半期に1億5000万ドルの資金調達に成功しました。
- Mythical Games (ミシカルゲームズ): プレイして稼ぐ (Play to Earn) ゲーム開発会社。Mythical Gamesは、2024年第1四半期に1億5000万ドルの資金調達に成功しました。
- Skale (スケイル): イーサリアムの拡張ソリューション。Skaleは、2024年第1四半期に1億3000万ドルの資金調達に成功しました。