5月19日に発生した大規模な暴落によって、多くの通貨が大打撃を受けました。
その中でも特に下落率が高かったのは、DENTやIOSTといった個人投資家に好まれる通貨です。
このような通貨は、2018年のバブル終了時にも格別下落率が高かったことから、バブル終了の兆しが出てきたのではないかと囁かれています。
仮想通貨の時価総額が70兆減る
5月19日の夜に発生した暴落によって、仮想通貨全体の時価総額が一時70兆円も減少しました。
これは、時価総額のおよそ30%に及ぶ数値だったことから、今回の下落の悲惨さを想像できるでしょう。
ビットコインも瞬間的に330万円付近まで下落しており、ピーク時の半分以下を割ったようです。
今回の暴落ではかなりの大打撃を受けた方も多いでしょう。
SNSでも資産のほとんどを失ったユーザーが続出しています。
この数ヶ月、楽観的な相場が続いていた為、リスク管理など守りが薄くなっていたことが、悲劇に繋がっているようです。
ビットコイン短期トレーダーの損失率も、過去4位に到達したとの発表もありました。
アルトコインが壊滅的に
今回、特にダメージを負ったのは、IOSTやDENTといった個人投資家が好む通貨を保有している人達です。
これらの通貨は、2021年初頭から急激に価格を伸ばしており、単価が安いことから少額で大量の通貨を購入できることが魅力でした。
ビットコインなどと違って、伸び代もかなりあることから、これらの通貨で資産を大きく増やそうと考えていた方も多いでしょう。
しかし、このような通貨はバブル崩壊時に売りが殺到する傾向があります。
前回のバブルでは、XRPやXEMがその見本でした。
個人投資家が多い分、心理的に不安な状況に陥ると投げ売りが更なる売りを呼ぶ悪循環に陥るのでしょう。
その為、IOSTは一時2.4円前後、DENTは0.3円付近まで下落しました。
DENTはピーク時に2円を超えていた為、かなりの損失を出した方もいるようです。
買い場到来か
この暴落を逆に買い場だと判断している投資家も多く存在しています。
というのも、過去の歴史を参考にすると、高値更新の前には30%以上の大暴落が来ているケースが多いのです。
これは、大口によるふるい落としではないかと考えられています。
その為、今回の暴落でも400万円を割った辺りから買い支えが増えてきました。
また、過去最大規模のステーブルコインが取引所に流れ込んできていることから
これから大きな買いが入るのではないかと期待されています。
もし、この暴落がバブル終了による下落ではないのであれば、これから最高値を目指して上昇していくことも十分考えられますので
今購入することは決して愚策ではないと言えるでしょう。
ただ、更に暴落が続く可能性ももちろんありますので、リスク管理の徹底だけは忘れてはいけません。
まとめ
仮想通貨全体の暴落によって、仮想通貨の時価総額が一時70兆円も減少する事態に陥りました。
特にIOSTやDENTといった個人投資家に人気のアルトコインの下落が激しく、大きな損失を被ったユーザーも少なくありません。
楽観的な相場が続いていた影響で、リスク管理を怠ったり損切をしづらい状況だったのも、暴落を引き起こした要因のひとつでしょう。
ただ、この暴落をチャンスだと捉えているユーザーも少なからず存在しています。
もし上昇フェーズが終わっていないのであれば、これから最高値を目指して価格を伸ばしていくことになりますので
お手頃な価格に落ち着いている今は、まさに絶好の機会だと考えられるでしょう。
もちろん、バブルが終了した可能性も十分ありますので、リスク管理だけは気を付けなければなりません。