世界最大の投資持株会者バークシャー・ハサウェイの筆頭株主件CEOであるウォーレン・バフェット氏は、5億円を超えるディナーで仮想通貨業界をリードする四人と意見交換をするも、仮想通貨の価値については依然否定的なスタンスを持っている事が、CNBCのインタビューで明らかになりました。
要点
5億のディナーも、意見は変わらず
"Cryptocurrencies basically have no value and they don't produce anything,"
(仮想通貨は基本価値がなく、何も生み出してはいない。)
以前からバフェット氏は仮想通貨については否定的なスタンスを持っていましたが、24日に行われたCNBCとのインタビューで、依然仮想通貨に対し否定的なスタンスと取っていることを明言しました。
バフェット氏は先月、トロンの創設者ジャスティン・サン氏と、彼が呼んだ仮想通貨業界をリードする4人のゲストと共に食事会を行い、仮想通貨やブロックチェーン、ビジネスや人生について話し合いをしたことから、この食事会を通してバフェット氏の考えに変化があるのか、注目が集まっていました。
しかし、今回CNBCによるバフェット氏へのインタビューで、友好的な意見後半はできたものの、ビットコインに関する考えは変わっていない考えを示しました。
"When Justin and four friends came, they behaved perfectly and we had a very friendly 3½-hour dinner and the whole thing was a very friendly exchange of ideas,"
(ジャスティンと4人のゲストは完璧な振る舞いを見せてくれ、3時間半に及ぶディナーでは友好的な意見交換ができました。)
仮想通貨を所有してはいないとの発言も
ジャスティン氏はバフェット氏に、ビットコインとトロンをプレゼントしたとTwitterで発言していた。
しかし、CNBCの記者が仮想通貨の保有事実を確認しようとするも、バフェット氏はキッパリと仮想通貨を保有していないと発言しています。
“I don’t own any cryptocurrency. I never will,” Warren Buffett tells @BeckyQuick. #AskWarren https://t.co/0VjIDJSi7L pic.twitter.com/il4cT2hWkP
— CNBC (@CNBC) February 24, 2020
(私はどのような仮想通貨も持っていないし、今後持つ気もありません。)
これを受けてジャスティン氏は、バフェット氏との食事会を通して、「人生の素晴らしい教師であり、多くを学んだ」と賛辞を送った上で、バフェット氏にビットコインとトロンの仮想通貨が入った、サムスンのスマートフォンをプレゼントしたことを強調しました。
The cryptos $BTC/ $TRX Mr. Buffett owns remain intact w/ #blockchain proof which is the beauty of blockchain. I won’t interpret Mr.Buffett as a crypto investor, which he’s not. He only has the $BTC/ $TRX I gifted him in his @Samsung Galaxy Fold, which is a 20% return thus far!
— Justin Sun (@justinsuntron) February 25, 2020
(バフェット氏が所有する仮想通貨は、美しいブロックチェーンにより証明されています。バフェット氏が否定している限り、彼を仮想通貨投資家だとは解釈しませんし、私が送ったBTCとTRXしか彼は持っていません)
両者の意見には、食い違いがあるように思えるが、ブロックチェーン自体はいつでも閲覧する事ができます。
仮想通貨に関しては否定的だが、ジャスティン氏には感謝
ジャスティン氏は、バフェット氏との食事会権利をおよそ5億円の金額で落札しました。
このお金は、全て寄付に充てられるため、「大量の食事と寝床を確保できるため、ジャスティン氏には感謝している」と話しています。