世界的な投資会社Grayscale社は2日、全米で仮想通貨投資をすすめるコマーシャルの放映を開始しました。
これまでにこのような事例はなく、ある意味では歴史的なこととも言えるかもしれません。
要点
仮想通貨のCMが全米で放送
Today we unveiled our #DropGold TV commercial. We think it's a #MustWatch
sound ON! pic.twitter.com/SEGAmMItsE
— Grayscale (@GrayscaleInvest) May 1, 2019
今日、私たちはテレビコマーシャルを発表しました。絶対にみるべき!
サウンドオン!
グレイスケールは「Drop Gold」というキャンペーンを実施し、金を手放す代わりにビットコインへ投資することをすすめています。
その一環として、2日には全米でコマーシャルを発表。
内容は、重い金を手放した人々が身軽に動き、金を持ち続ける人は不自由になるといった内容です。
このような事例は、過去になく、その意味で今回のCMは、仮想通貨の歴史の中でも非常に重要な意味をもつことになったでしょう。
また、今後急増することは考えずらいですが、他国でもCMが放映されることがあれば、仮想通貨の普及への一歩前進となりそうです。
デジタル・ゴールドとは
ではなぜ、安全資産とされる金を手放しビットコインへ投資するかというと、ビットコインが「デジタル・ゴールド」と呼ばれているからです。
デジタル・ゴールド・・・簡単にいうと「デジタル版の金」という意味。ビットコインは安全資産として機能することが指摘されている。一部では、開発者が金を参考にして、ビットコインをつくったなどの指摘もあり、類似性が多くある。
Grayscale Investmentsの創業者兼CEOのBarry Silbert氏は、投資方法に関して世代交代が起きており、金よりビットコインの方が将来性が高いと指摘しています。
そのことから、グレイ・スケールは金を手放し、ビットコインに投資するキャンペーンを実施したのでしょう。
なお、「デジタル・ゴールド」の議論は多くの専門家が議論されていますが、確定的なものではなく賛否両論があります。
ただ、グレイ・スケールのように「デジタル・ゴールド」論を支持するものは多く、またビットコインが金の役割を果たすことで価格が上昇する指摘する専門家も多いので、知らなかった方は頭の片隅に入れておいてようでしょう。
まとめ
大手投資企業グレイ・スケールは2日、金を手放しビットコインへ投資をすすめるCMを全米で放映。
過去このような事例はなく、ビットコインおよび仮想通貨の普及の意味でもこのCMは大きな事例を持ちそうです。
直近で、ビットコインの値動きは堅調で、実用化を示すデータも出てきているので、今後こういった新しい動きが出てくるか引き続き注目です。