2020年末から上昇チャートを形成しているイーサリアム(ETH)は、2月21日より大幅な下落を起こしました。
反落後のイーサリアム(ETH)は、3月に入ると再び上昇チャートを形成中。
現在直近高値への接触が近づいている状況です。
3月18日までに徐々に上値を重くしつつあるイーサリアム(ETH)ですが、
今後更に上値を伸ばすことになるのでしょうか?
イーサリアム(ETH)のチャートを分析していきます。
イーサリアム(ETH)は直近高値へ接触するも、上値は重い
ETH/USDの4時間足チャートを分析していきます。
2月20日まで、強い反落を起こすことなく、上昇の値動きを続けてきたイーサリアム(ETH)。
しかし2月21日以降では一度大きな反落を起こし、
それまでサポートラインとして機能していた20日EMAを大幅に下回る展開となっています。
下落後のイーサリアム(ETH)は、75日EMAを底値として、
タ逆head and shoulder
逆三尊とも呼ばれる、下降トレンドを終了させ、上昇トレンド形成を示唆するチャートサイン。
3度に渡る底値を形成し、且つ二回目の底値が最安値となるパターン。
底値形成後の反発で形成された上値を結んだラインがネックラインとなり、
ネックラインを上抜けることで逆head and shoulderが完成します。
3月に入り再び上昇チャートを形成している状況です。
長期的な強気相場目線が続いていたイーサリアム(ETH)相場にとって、
上昇トレンドを示唆するサインである逆head and shoulderのネックライン突破は、
押し目買いを引き起こしやすいラインと捉えることもできます。
3月18日のイーサリアム(ETH)は、上値を1940ドルまで伸ばしています。
大幅な下落後のイーサリアム(ETH)は短期的な離隔売りが続く
押し目買いの動きと共に3月から上昇チャートの形成を再び始めたイーサリアム(ETH)。
しかし2月21日の大幅な下落が、それまでの勢いのある上昇トレンドが終了するのではという、
不安感を生む形にもなりやすく、現在の上昇チャートは直近上値近辺で上値が重くなりつつあります。
特に3月9日以降の値動きでは、1720ドルを短期サポートラインとした、
短期レンジ相場が形成されている状況ともいえるでしょう。
直近の値動きの中で、大幅な下落を起こしたイーサリアム(ETH)は、
現在押し目買いの動きを引き起こしたものの、
早々と手仕舞い・利確の動きが引き起こされやすく、売り圧力を生んでいます。
短期レンジ相場のイーサリアム(ETH)の今後の相場展開は?
3月1日より、押し目買いの動きと共に再び上昇チャートを形成しているイーサリアム(ETH)。
しかし上述で説明したように、現在のイーサリアム(ETH)は上値が重い展開となっています。
特に3月9日からの値動きでは、1720ドルがサポートラインとするレンジ相場が形成中です。
また9日より特に上値が伸び悩む展開となっているイーサリアム(ETH)は、
短期的なhead and shoulderも意識されやすい相場となっており、
現在の短期サポートラインは同時にhead and shoulderのネックラインとも言えます。
そのため現在のサポートラインを仮に下回る展開となる場合、
イーサリアム(ETH)は再び1450ドル近辺までの下落が起きやすい相場となっています。
引き続き上値が重くなる可能性のあるイーサリアム(ETH)は、
短期的にもレンジ相場が現在形成されています。
そして同時に中期的なレンジ相場を形成する可能性もあるため注目です。
中期的なレンジ相場が形成される場合、2月20日以降から上値のみを切り下げるのか、
下値も合わせて切り上げていくのかで今後の相場展開の予測が変わってくることになります。
現在の短期レンジ相場から1450ドルまで下落する値動きとなった場合は、
イーサリアム(ETH)チャートはディセンディングトライアングルがが意識されやすく、
更に買い圧力が生まれにくい相場となるため注意が必要でしょう。