イーサリアム(ETH)は2月21日より、それまでの上昇の値動きから一時強い反落の値動きへ転じました。
反落は75日EMAに支えられる形となり、3月には再び上昇の値動きが見られているイーサリアム(ETH)。
3月中旬に入り、上値も重くなり始めていますが、サポートラインも明確に意識される相場です。
イーサリアム(ETH)はこのまま移動平均線のサポートを受けながら、上昇チャートを形成することになるのでしょうか。
イーサリアム(ETH)のチャートを分析していきます。
目次
イーサリアム(ETH)は上昇チャート形成中も、上値は重い
ETH/USDの4時間足チャートを分析していきます。
3月1日に下値が75日EMAに支えられる形で上昇の値動きへ転じているイーサリアム(ETH)
再び強気相場目線が意識され始めたイーサリアム(ETH)ではあるものの、
2月21日の移行の反落は約700ドルの下落と、大幅な下落。
強気相場優勢ながらも、再び下落への不安感も相場には漂う状況です。
その傾向として、3月9日以降の値動きでは、直近上値である2000ドルへ近づくことで、
上値は非常に重くなっており、短期レンジ相場が形成されています。
最高値へ接近することにより、再び含み益を手じまいする動きも増えているイーサリアム(ETH)。
相場は再び売り圧力が優勢となりやすい相場ながらも、
下値は20日EMAで支えられた展開が続いており、明確なサポートラインが意識されます。
今後も20日EMAがサポートラインとして機能し続けるのかどうかが、
イーサリアム(ETH)相場の短期的な分析の焦点となります。
イーサリアム(ETH)は短期的なHead and shoulderを否定することが出来るのか
現在上昇チャートの中に短期的なレンジ相場が形成されているイーサリアム(ETH)。
レンジ相場ではhead and shoulderが意識される相場となっています。
head and shoulder
三尊とも言われる、下降チャートを示唆するチャートサインの一つ。
三つの天井が形成され、二番目の天井が最も高値を伸ばす形。
三つの天井形成時の下値を結んだラインがネックラインとなり、
ネックラインブレイクにてhead and shoulderが完成、
下落の値動きを起こしやすい形となります。
今回のhead and shoulderのネックラインは20日EMAということになり、
移動平均線を下回るという展開は、比較的大きな下落を起こす可能性があります。
しかし現在の20日EMAに支えられる展開から、1940ドルまで上昇する値動きを見せる場合、
チャート上では短期的なhead and shoulderの否定及び、
2月20日以降からの下降トレンドラインを否定した形となり、
買い圧力が増しやすい相場へと移行することになるでしょう。
ネックラインブレイク時は下値を1400ドルまで見込む必要があり、
長期的なレンジ相場は継続することになります。
イーサリアム(ETH)は短期的な下落が起きてもまだまだ揉み合いの値動き
現在のイーサリアム(ETH)では、短期的なレンジ相場形成と共に、
下降シグナルであるhead and shoulderも意識されており、
ネックラインブレイクでは下落の可能性も考えられます。
しかしネックラインブレイクし、下落を起こす場合も、
2月中旬以降のイーサリアム(ETH)相場は、長期的に揉み合い相場が継続。
特に3月5日の下値である1430ドルから切り上げる形となる場合、
長期的にもトライアングルパターンが展開される可能性があり、
長期的に見る大幅な値動きには、もう少し時間がかかる可能性があります。