今週のイーサリアム相場を解説します。
23日からの価格上昇の連続が印象的です。
しかしウクライナ情勢悪化によるパニック売りの反動にも見えるため、今後不安定な相場が続く可能性に気をつけてください。
現在のイーサリアム市場で何が起きているかをまとめました。
要点
イーサリアムの価格が再上昇中
今週のイーサリアムの相場を確かめてみましょう。
GMOコイン販売所の日足チャートで紹介します。
最近はイーサリアムの価格再上昇が話題です。
17日の暴落以来、下落トレンドに反転したと思われたのが、反転を見せています。
23日から終値確定の26日まで4日連続で値上がりが続く状況です。
23日の始値は29万6372円でした。
一方で26日の終値は32万3022円まで上がっています。
まだ暴落前の17日の水準には達していませんが、25日~26日の上げ幅が大きくなっていることから、価格回復が続く可能性にも注目です。
しかし現在、ウクライナ情勢の影響から、仮想通貨市場は今後も不安定が予想されます。
今回は反動高とされるため、数週間のスパンで慎重に推移を見守った方がよさそうです。
最近のウクライナ情勢の影響は?
24日にウクライナでロシアによる軍事侵攻が始まってしまいました。
しかしその翌日からイーサリアムが上昇トレンドを再開しています。
軍事侵攻という事態でさらなる狼狽売りも想定されました。
しかし実際はイーサリアムで反動高にいたっています。
Coinpostは、米時間24日にバイデン大統領によるロシアへの経済制裁が明かされると、米株が急反発したことを紹介しました。
米株の反発に仮想通貨市場がつられた可能性があります。
以上からイーサリアムの反動高も、ロシアへの経済制裁措置に安心した投資家たちが、仮想通貨市場で強気に出たおかげでしょう。
今後のイーサリアムの価格予測は?
今後のイーサリアムはウクライナ情勢の変化にかかっています。
また3月にはFOMCでの利上げが起きる可能性に注意してください。
アメリカがロシアに大規模な経済制裁を下す声明を明らかにしています。
経済整体を通して、ロシアの軍事的な行動が行き過ぎないようにする狙いでしょう。
この制裁措置により、ウクライナ情勢がこれ以上悪くならなければ、イーサリアムの相場にも影響を与えなくなりそうです。
しかし軍事行動が始まった以上、まだネガティブなニュースが出るかもしれません。
そうなれば仮想通貨をはじめ、さまざまな金融商品の相場に影響が及びます。
今後しばらくは価格の推移を慎重に見守り、多額による無理な投資は避けた方が無難です。
また3月にはアメリカによる利上げの可能性に注意です。
もうすぐ3月に入るため、利上げをめぐる投資家心理の変化が想定されます。
アメリカが政策金利上昇に踏み切れば、再び狼狽売りが殺到するかもしれません。
どこまで価格が下がり、またそのあとでどこまで価格が回復するかを考えながら、投資タイミングをうかがいましょう。
ウクライナ情勢や利上げなど、経済的に重要な課題が複数見られます。
この時期は多額の新規購入を控え、経済情報を見極めながら投資タイミングを探しましょう。
まとめ
ウクライナ情勢が気になるなか、イーサリアムが反動高にいたっています。
今後上昇トレンドが続く可能性も考えたいところですが、世界情勢による不安定な相場変動に気をつけてください。
また3月にはアメリカで利上げのニュースが予測されるため、再び狼狽売りが続出し、イーサリアム相場を下げさせるかもしれません。
以上から3月が終わるまでは、慎重に投資戦略を組んだ方がよさそうです。