今週のイーサリアムでは上昇トレンドが続きました。
FOMC(米連邦公開市場委員会)の一段落や、イーサリアムアップデートの進展などが要因でしょう。
強気の投資家心理がいつまで続くのか気になります。
最近のイーサリアム市場で何が起きているのかを見ていきましょう。
要点
今週のイーサリアム相場まとめ
今週のイーサリアム相場をチェックしましょう。
GMOコイン販売所の日足チャートで検証を進めます。
イーサリアムでは、強力な上昇トレンドが続く状況です。
21日の始値は33万9003円でした。
記事投稿時点の終値確定日である26日は、37万9953円で締めています。
その間の値上がり幅は約12.1%です。
イーサリアムは3月15日から価格上昇が本格化しています。
ここから強力な上昇トレンドが始まり、好景気の印象です。
価格上昇が続く背景は?
Coinpostでは価格上昇の背景として、主に以下の3点が挙げています。
・ウクライナ情勢の地政学リスクの一段落
・イーサリアムアップデートの進展
15日~16日に開かれたFOMCをクリアしたことで、投資家たちが利上げへの警戒心を緩めたことが背景とされます。
ほかにもウクライナ情勢の地政学リスクの落ち着きがポイントです。
とくにネガティブな動きが見られなくなったことで、投資家が落ち着きを取り戻したのでしょう。
ほかにもイーサリアムアップデートの進展も上昇トレンドに結びついているとされます。
Coinpost報道で、最新テストネット「Kiln」でアップデート「The Merge」が実行されたことがわかったからです。
イーサリアムが新たな価値を生み出す可能性と、世界情勢の一段落が、投資家心理を強気にさせているのでしょう。
今後の価格予測はどうなる?
今後の価格予測は、以下の2点が重要です。
・イーサリアムアップデート進展の影響
資産運用企業Coinsharesのレポートによると、ウクライナとロシアで仮想通貨の取引量が以下のように増えました。
・ロシア:150%
有事が起きると資産を守れるか不安に思う方がいます。
その背景から各国の法定通貨を、世界的に使える仮想通貨へ切り替える動きが高まっているようです。
今回のウクライナとロシアはその典型でしょう。
イーサリアムアップデート進展の影響は、来週も続きそうです。
アップデートに対する高評価だけでなく、これからどうなるのかというポジティブな見通しも立つからでしょう。
今後もアップデートのニュースがあれば、市場への刺激を与えそうです。
ただし上昇トレンドはいつまで続くかわかりません。
ウクライナとロシアでの取引量増加だけでなく、イーサリアムのアップデートの影響が一段落するタイミングも見極めましょう。
一段落すれば価格が落ち着き、下落トレンドに向かう可能性があります。
下落が始まるタイミングを見極めるか、長期的なスパンでの価値上昇を見込んで保有を続けるか、判断がわかれるところです。
まとめ
イーサリアムでは強力な上昇トレンドが続きます。
FOMCやウクライナ情勢の一段落などが、投資家を安心させているのでしょう。
イーサリアムのアップデートの進展に、興味を引かれる投資家もいるようです。
今後は上昇トレンドがいつまで続くかを見極めてください。
これから購入して下落前に売り払う戦略が一般的です。
一方で一度下落トレンドを経ても、その先で今より高値で取引される可能性もあります。
そうした可能性を踏まえた長期保有も選択肢です。
上昇トレンドにある今だからこそ、理想の戦略を考えてください。