今週のイーサリアムは、乱高下が続きました。
2回の暴落がありましたが、その間に高騰を一度挟んでいるからです。
過去の傾向では下落トレンドになっているため、今後も急な価格ダウンに気をつけてください。
今週のイーサリアム市場について解説します。
要点
今週のイーサリアム相場まとめ
今週のイーサリアムの値動きを見ていきましょう。
GMO販売所における日足チャートを確かめてください。
今週のイーサリアムは、暴落と暴騰を繰り返す状況でした。
まず26日は始値が37万4757円でしたが、終値が35万0947円まで下がっています。
この間は約6.8%の値下がりです。
しかし27日~28日の2日間で大きな値上がりがありました。
28日の終値37万6257円と、26日の始値の水準に戻っています。
翌日は反動を受けた形で、終値が35万5264円にいたりました。
レンジ相場にしても価格の変動幅が大きく、不安定な印象です。
この場合は買いや売りの投資行動を焦らず、今後の長期的な価格推移を見守りましょう。
不安定な価格変動の原因は?
不安定な価格変動の原因として、以下の2つが挙げられます。
・26日の下落から反動高があり、それに対するさらなる反動として暴落が起きた
まずは5月にアメリカで利上げが起きる可能性に注目しましょう。
最近のアメリカは、金利上昇の問題が取り沙汰されているからです。
金利が上がると資金を借りる際、返済時の利息が増えます。
以上から企業は消費にネガティブになり、経済停滞が起きるのです。
アメリカで利上げが続く状況は、投資界隈にとっても基本的に良くないとされます。
5月のFOMCの問題が一段落するまでは、今回のイーサリアムのような不安定な相場が続くかもしれません。
27日~28日の暴騰は、26日の値下がりからの反発と考えられます。
イーサリアムは先週まで下落トレンドの最中にありました。
一時期より価格が安くなったことで、押し目買いが殺到したのでしょう。
押し目とは価格が下がることで、それによって従来より買いやすくなったと判断する方がいます。
下落トレンドの最中でも、安くなってお得と判断した投資家が集まり、一時的に価格を押し上げることがあります。
しかしトレンドを覆す決め手がないと、価格上昇は続かず、下の方へ相場が押し戻されるでしょう。
このように下落傾向の最中も、大きな値上げが起きるというケースに注意してください。
今後のイーサリアム価格はどうなる?
今後のイーサリアムは、下落傾向の再開に要注意です。
GMOコイン販売所の日足チャートに、移動平均線を当てはめたものを紹介します。
青線は短期の5日、赤線は長期の25日です。
赤線も青線も、下向きが続いています。
4月11日~12日に、青線が赤線の下へもぐりこむデッドクロスが起きたばかりです。
そこからまだ1カ月も経っていないため、しばらくトレンドの逆転は望みづらいでしょう。
一時の暴騰ではなく、連続で価格が上昇する時期が来るまでは、静観が妥当でしょう。
まとめ
今週のイーサリアムは安定しない値動きでした。
26日の価格暴落を受け、反動で買い注文が殺到したからでしょう。
その結果として27日~28日に価格の急上昇が起きましたが、翌日にはすぐに上昇分を打ち消すような価格ダウンが起きました。
反動に次ぐ反動で、今週はトレンドを見極めづらい状況です。
しかし4月に入ってから下落トレンドが続くため、しばらく様子見が適切でしょう。