先週のイーサリアム市場は、平日の5日連続で下落が起きました。
市場が冷え込む傾向に歯止めがかからない状況です。
しかし本日30日は日足で終値未確定ながらも、トレンド反転の兆しを見せています。
最近のイーサリアム市場で何が起きているのでしょうか。
先週の値動きを踏まえながら分析します。
要点
先週のイーサリアム市場の動向は?
先週のイーサリアム市場を紹介します。
GMOコイン販売所における日足チャートによる検証です。
先週のイーサリアムは、平日に5日連続の下落が起きました。
まず月曜日である23日の始値は、25万0165円です。
しかし値下がりが続いた結果、27日の終値は21万6091円になってしまいました。
この間の下げ幅は約15.7%です。
以上のようにイーサリアムでは、ネガティブな雰囲気が続いていました。
価格下落が続いた原因は?
イーサリアムの価格下落が続いた要因として、仮想通貨市場における悲観的な風潮が挙げられます。
しかし先週のビットコインは、360万円台の攻防が続くレンジ相場でした。
イーサリアムだけが、先週だけで大きく値を下げた格好です。
先週も仮想通貨市場において、ネガティブな材料がありました。
Coinpostがビットコインの9週連続下落を報じるほど、仮想通貨市場はまだ立ち直れていない印象です。
ただしGMOコインのビットコイン週足チャートにおいては、4月17日からの1週分でわずかな陽線があり、そこからの連続下落週は5週分にとどまりました。
いずれにしても、最近のビットコイン市場に好材料が訪れなかったことが、イーサリアムのようなアルトコイン市場にも何らかの影響を与えたでしょう。
アメリカにおける金融政策の引き締めや、テラの暴落などもあり、まだ投資家たちが強気になれない様子です。
しかし先週に限ると、イーサリアムの下落率がビットコインよりも大きくなっています。
ビットコインの日足チャートから、先週の値動きを検証しましょう。
ビットコインは23日の始値が372万9808円でした。
金曜日ではで27日の終値は356万0728円です。
この間のマイナスは約4.7%にとどまりました。
イーサリアムと違って25日に陽線がついた影響もあるでしょう。
このように先週はビットコインがわずかな下落にとどまるなか、イーサリアムは投資家から好かれなかった印象です。
今後のイーサリアムはトレンド反転か?
今後のイーサリアムは、上昇トレンドの可能性が見えます。
28日から日足で陽線が連続しているからです。
さらに30日16時31分時点で、4時間足でのトレンドを確かめてみましょう。
ローソク足5本分の平均価格の推移を示したのが青の移動平均線です。
25本分は赤になります。
以上を見ると、4時間足のトレンドは逆転です。
短期の青線が、長期の赤線を下から突き抜けるゴールデンクロスが起きました。
この状況を見ると、今週は価格上昇も視野に入るでしょう。
日足のような長期トレンドだけでなく、短期も見ながら投資行動を考えてください。
まとめ
先週のイーサリアムはビットコインよりも冷え込みました。
しかし今週になって逆転の兆しが見えます。
4時間足ではゴールデンクロスが起きているからです。
日足でも短期の移動平均線が上向けば、しばらく価格を取り戻していきそうです。
まだ油断はできませんが、短期と長期の両方のトレンドを比べながら、買いのタイミングを見極めてください。