イーサリアムが22日19時に33,000円を記録し、前日比10%以上の大幅上昇を見せています。
ビットコインの100万円突破が話題になっていますが、イーサリアムの価格上昇も見逃せません。
仮想通貨市場全体がバブルになっているのか、それともイーサリアム自体に何らかの大きな動きがあったのでしょうか。
要点
イーサリアムが33,000円台を突破するなど急上昇中です。仮想通貨市場全体がバブルなのか、イーサリアムの今後の値動きはどうなるかが注目されます。
目次
イーサリアムが一時33,000円を突破
イーサリアムは6月21日午後から3万円を突破しており、6月22日19時の時点では33,000円台を超えていました。
現在は価格急騰の反動で31,000円台に落ち着いていますが、今後さらなる価格上昇はあるのでしょうか。
ビットコインに限らず、このようなアルトコインの価格も上昇している事実は、仮想通貨全体がバブル期を迎えている可能性も考えられます。
全仮想通貨時価総額から現在の仮想通貨情勢を見た結果
こちらが現在発行されているすべての仮想通貨を合計した時価総額および出来高です。
これを見る限り、ビットコインに限らず仮想通貨市場全体の取引が活発化しているようですね。
特に令和(今年5月)に入ってから値上がりが顕著です。
イーサリアムをはじめ多くのアルトコインも取引が殺到し、市場全体が全面高になっていると考えられます。
イーサリアムの今後の値動きは仮想通貨市場全体でも見極める必要あり?
今回のイーサリアムの価格上昇は、市場全体の好景気に影響されているからでしょう。
しかし仮想通貨市場全体の流れが変われば、イーサリアムの価格が下がる可能性も予測されます。
今回は、高騰したビットコインへの価格調整が、イーサリアム市場にも影響を与えると考えられます。
ビットコインへの価格調整とは?
価格調整とは、まとまった価格の上昇(下落)の最中にある仮想通貨の値動きが、反動で逆方向に動く現象です。
仮想通貨の価格は、一方的に上昇または下落することはなく、それらを交互に繰り返しながら市場景気を形成します。
上昇トレンドにある仮想通貨は、一時的な下落をしながら価格を上げていき、逆もしかりです。
調整といっても仮想通貨の運営に関わる何者かが価格を操作しているわけではありません。
あくまでも投資家たちの集団心理によって価格が動きます。
価格調整を指摘する専門家たち
仮想通貨格付け調査企業であるWeiss Ratings社のJuan Villaverde氏は、今回のビットコインの価格急騰で、大幅な価格調整が入るのではと予測しています。
Villaverde氏曰く、ビットコインの価格が高くなりすぎた反動による大幅下落が、過去の仮想通貨市場でも起きているのが理由です。
こちらの画像は、ビットコインが2011年11月の2ドルから2013年1月頃の7ドルまで上昇した後の価格調整です。
しかし2013年末にかけて1100ドルまで高騰を続けています。
ビットコインは2015年8月に200ドル余りまで落ちながら、同年11月に500ドル超えを果たしています。
しかしすぐに300ドル近くまで価格が調整されています。
それでも2017年末にはご存知の通り、2万ドルまで価格が急騰し、仮想通貨ブームを起こしました。
価格調整で「狼狽売り」しないように気をつければ大丈夫?
ここで注意したいのは価格調整時に焦って「狼狽売り」をしないことでしょう。
狼狽売りとは、仮想通貨などの価格下落に焦り、これ以上の目先の損失を避けるために売り注文を出してしまうことです。
ビットコインの価格調整は、イーサリアムなどのアルトコインの市場にも影響を与えると思われます。
それでも焦らず保有を続けることで、長期的には今回の価格上昇時よりもさらに高い値段にあやかれる可能性があります。
仮想通貨の買いと売りのタイミングを、常に冷静な判断で見極めるのが重要かと思われます。
まとめ
すでに3万円の大台を突破しているイーサリアムですが、今後の仮想通貨市場全体の流れの変化で価格調整が入る可能性があります。
もし価格調整が入っても、狼狽売りはしない方がいいでしょう。
半年後または1年以上後という風に、長期的な予測で買いと売りのタイミングを見極めることが大切かと思われます。