今週のイーサリアムとリップルは、ともに価格が上昇傾向でした。
ビットコインが過去最高値を更新しており、アルトコイン市場でも影響がうかがえます。
しかし今後は、ビットコインで利益確定売りが集まり、イーサリアムとリップルでも相場が下落するかもしれません。
今後は利益確保か、長期的保有を続けるか、慎重な判断が求められるでしょう。
今週の主要アルトコイン市場の値動きをまとめました。
要点
今週のイーサリアム市場
まずは今週のイーサリアム市場を見ていきましょう。
GMOコイン販売所の日足チャートで検証します。
今週のイーサリアムは、週の前半を中心に価格を伸ばしました。
とくに12日と14日の上昇率が大きいといえます。
12日の始値は36万3612円でしたが、14日の終値は40万5905円まで伸びました。
3日間の上昇率は約11.6%と高騰状態です。
15日以降はレンジ相場ですが、41万円前後を推移しています。
以上からイーサリアムの強力な上昇トレンドがうかがえるでしょう。
2月に入ってからイーサリアムは、急激な需要拡大を示しています。
今週のリップル市場
続いて今週のリップル市場です。
こちらもGMOコイン販売所の日足チャートで見ていきましょう。
今週はリップルも、上昇トレンドの最中でした。
12日から16日にかけて、上昇の勢いを強めています。
12日の始値は76.355円ですが、16日の終値は82.965円まで伸びました。
5日間の上昇率は、約8.7%です。
同時期のイーサリアムには劣りますが、強力な上昇トレンドを描きました。
移動平均線もリップルに味方しました。
先週末の11日に、5日線が25日線の上へ突き抜け、ゴールデンクロスを迎えています。
ゴールデンクロスの効果が、今週反映されました。
リップルも2月はこれまでのところ、好景気です。
ビットコイン過去最高値更新でアルトコイン市場に恩恵か
今週のアルトコイン市場の快進撃は、ビットコインの過去最高値更新が要因です。
GMOコイン販売所では、15日にビットコインが過去最高値の772万9276円を記録しました。
これまでの過去最高値は、2021年11月10日の772万2963円でした。
わずか2年あまりで、ビットコインは過去最高値を更新しています。
ビットコインの動向は、アルトコイン市場にも前向きな影響を与えました。
ビットコインが過去最高値へ向かった今週は、イーサリアムとリップルにも買い注文が集まったからです。
仮想通貨全体が好景気なので、アルトコインの投資家心理もポジティブになっているのでしょう。
しかし今後の仮想通貨市場には懸念点もあります。
ビットコインが過去最高値を記録したあと、利益確定売りが殺到する可能性です。
2021年の最高値更新では、以後しばらく下落トレンドが続きました。
利益確定売りが集まりすぎ、チャートが下降傾向になった結果、損切りが相次いだからでしょう。
以上からビットコインの動向次第では、アルトコインにも利益確定売りや損切りが相次ぐかもしれません。
まとめ
今週のイーサリアムとリップルは、上昇傾向が続きました。
とくにイーサリアムの上昇率が力強いといえます。
2月のアルトコイン市場は全体的に順調で、イーサリアムとリップルに買い注文が集まっています。
アルトコイン市場の好景気は、ビットコインの過去最高値更新の影響でしょう。
しかし今後はビットコインやイーサリアム、リップルで利益確定売りが殺到するかもしれません。
下落トレンドへの転換を警戒しながら、今後の投資行動を決めましょう。