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【2月20日~26日】イーサリアムとリップルは下落トレンドの兆しか

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2月20日~26日週のイーサリアムとリップルは、ともに相場が落ち着きました。
その前週の急上昇から反動を受けたように思われます。
しかし世界経済でも米国を中心に、再び金融引き締めが懸念される状況です。
今後の売り注文の殺到に気をつけましょう。
またチャートではリップルでデッドクロスが起きており、下落トレンド入りへの警戒が必要です。

最近のイーサリアムとリップル市場について、詳細をまとめます。

 

要点

・イーサリアムとリップルの下落の原因は?
最近イーサリアムとリップルで下落が続いており、FRB(米連邦準備制度)の金融引き締めの懸念が原因とされます。

 

2月20日~26日週のイーサリアム市場

まずはイーサリアム市場を見ていきましょう。
GMOコイン販売所の日足チャートで紹介します。

 

 

イーサリアムの相場は落ち着いてきました
21日~22日、24日~25日で価格下落が続いています。
21日の始値は22万3064円でしたが、25日の終値は20万9314円です。
この間の下げ幅は約6.2%です。

移動平均線も5日分の青い線と、25日分の赤い線の距離が縮まっています。
デッドクロスを警戒しましょう。
5日線は、価格下落の集中時は下を向きましたが、26日の上昇で勢いを取り戻しています。
しかし25日線の上昇が続き、トレンドの転換をうかがわせる状況です。

今後イーサリアムで、新たな下落傾向が起きるかもしれません。
利益を確定させるなら、デッドクロスが起きる前の決断が重要です。
 

2月20日~26日週のリップル市場

続いてリップル市場を見ましょう。
こちらもGMOコイン販売所の日足チャートによる検証です。

 

 

リップルも価格が落ち着いた印象です。
20日の上昇が目立ちましたが、そのあとは25日まで下り坂でした。
21日の始値は52.482円です。
しかし23日から下落集中が起きており、25日の終値は49.720円になりました。

21日から25日までの下げ幅は約5.3%です。
50円のラインを割ったことで、今後の売り注文殺到に気をつけてください。

移動平均線も5日線が25日線を下回るデッドクロスが25日に起きました。
25日線自体がなだらかに下がっているので、長期的な下落トレンドが近づいているでしょう。
リップルはアルトコインのなかでも影響力があるため、その動向が市場全体に影響を及ぼすことがあります。

デッドクロス発生により、今後は下落トレンド突入が想定されるでしょう。
損切りなどの売り注文は、早めの決断が大切です。
 

金融引き締め懸念が強まり売り注文殺到か

イーサリアムとリップルの価格下落は、金融引き締めの懸念が原因とされます。
米雇用統計やCPI(消費者物価指数)、PMI(購買担当者景気指数)が相次いで市場予想を上回ったからです。
このようにインフレにつながる結果が続くと、FRBによる利上げ機運を高めるでしょう。

経済指標でネガティブな結果が続けば、投資家心理にも影響を与えます。
FRBによる利上げなどを見越し、リスクオフ姿勢を強めるからです。
これにより仮想通貨市場でも売り注文が殺到し、価格を押し下げることがあります。

投資家によっては利上げ長期化を見越し、仮想通貨を大量に手放すかもしれません。
そうなるとイーサリアムやリップル市場への影響も大きくなります。
今後のアルトコイン市場は、経済的な後押しがない限り、下落トレンド入りに注意です。
 

まとめ

イーサリアムとリップルは、最近価格下落が続いています。
米国の経済指標で市場予想を超えた結果が相次いだからです。
これが投資家心理をネガティブにさせ、売り注文が集まったのでしょう。

チャートでもリップルでデッドクロスを迎えるなど、トレンド転換の兆しがあります。
アルトコイン市場では、年初からの勢いもここまでになるのでしょうか。
今後の価格推移には警戒が必要です。

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