先週のイーサリアムとリップルは、週前半の下落が響きました。
同時期にビットコインの急落があり、その影響があったようです。
しかし週後半のアルトコイン市場は、買い注文が優勢でした。
8日にはイーサリアムとリップルともに、大幅な値上がりが見込まれる状況です。
最近のアルトコイン市場を見ていきましょう。
要点
先週のイーサリアム市場
まずは先週のイーサリアム市場を見ていきましょう。
GMOコイン販売所の日足チャートによる検証です。
先週のイーサリアムは、1日から2日にかけての急落が目立ちました。
1日の始値は53万6275円でしたが、2日の終値が48万4612円まで下がっています。
2日間の下落率は約9.6%で、大幅な値下がりになりました。
以上からイーサリアムは、4月に入って価格水準を落としています。
しかし最近のイーサリアムは価格回復がうかがえる状況です。
3日以降は陽線が続いており、8日は記事投稿時点で終値未確定ながら、1日の始値と同等の水準まで回復すると見られます。
8日の上げ幅が大きいため、移動平均線も青の5日線が急に上を向きました。
赤の25日線が下降中なので、ゴールデンクロスの可能性もあります。
イーサリアムがゴールデンクロスを迎えれば、再び60万円超えが見えてきます。
トレンドの好転が近づいているのでしょうか。
先週のリップル市場
続いて先週のリップル市場を見ていきましょう。
こちらもGMO販売所の日足チャートによる検証です。
先週のリップルは、週前半に下落が続きました。
週の初めである1日の始値は92.590円ですが、3日の終値が84.621円まで下がっています。
この間の下落率は約8.6%です。
同時期のイーサリアムよりわずかに低いものの、価格水準が下がりました。
しかしリップルも4日以降は、価格回復の兆しが見えます。
まず4日は91.304円の高値を記録し、終値は前日始値と同等の水準になりました。
8日は記事投稿時点で終値未確定ですが、90円を超える見通しです。
移動平均線も5日線が急に上を向き、ゴールデンクロスが近づいてきました。
最近のリップルは4月に入ってから一時的に価格水準が下がったものの、すぐに回復基調へ入っています。
ゴールデンクロスが決まれば、リップラーの需要拡大が見込めるでしょう。
アルトコイン市場はしばらくビットコインと連動か
今後のアルトコイン市場は、ビットコインとの連動性が強くなりそうです。
最近のビットコイン市場を、GMOコイン販売所の日足チャートで見ていきましょう。
ビットコインは週の初めである1日から、2日連続で陰線が並んでいます。
1日の始値は1045万9461円でしたが、2日の終値が972万2742円まで下がりました。
2日間の下落率は約7%で、同時期のイーサリアムやリップルと似た情勢です。
3日以降は陽線が並び、8日に大幅な値上がりが見込まれます。
このあたりもアルトコイン市場と類似した形です。
以上からイーサリアムとリップルは今後、ビットコインにつられやすいでしょう。
ビットコインは4月に半減期を迎える予定で、投資家の注目を集めやすい状況です。
また仮想通貨の投資家はビットコインの情勢を見て、他銘柄の売買を決める傾向といえます。
こうした背景からイーサリアムとリップルの今後の値動きは、ビットコインがカギになるでしょう。
まとめ
イーサリアムとリップルは、4月に入ってから価格水準を落としています。
しかし両銘柄ともすぐに回復基調へ入り、ゴールデンクロスが近づく状況です。
ともに最近はビットコインと価格推移が似ており、今後の市場予測のヒントになるでしょう。
ビットコインは4月に半減期を迎えるため、同じ時期にイーサリアムとリップルの買い注文も集まるかもしれません。
半減期前後のアルトコイン市場にも注目が集まりそうです。