イーサリアムとリップルは、週の後半に回復基調を示しました。
20日に迎えたビットコインの半減期が、相場を後押ししたようです。
主要アルトコイン市場2銘柄は、ともに移動平均線のゴールデンクロスが迫っており、さらなる値上がりが期待できます。
イーサリアムとリップルの先週の各市況を見ていきましょう。
要点
先週のイーサリアム市場
まずは先週のイーサリアム市場を見ていきましょう。
GMOコイン販売所の日足チャートによる検証です。
先週のイーサリアムは、週後半を中心に価格上昇が目立っています。
18日から3日連続で陽線が並んでおり、上昇トレンドへの回帰が見込まれる状況です。
18日の始値が44万8622円だったのに対し、20日の終値は47万6416円まで伸びました。
3日間の上昇率は約6.2%です。
20日に価格水準が上がっており、今後も力強い上昇が期待できるでしょう。
移動平均線でも前向きな兆候が見えます。
赤の25日線がなだらかに下がっている一方、青の5日線が急な上昇カーブを描いているからです。
青い線が赤い線の上方へ突き抜ければゴールデンクロスとなり、買い注文のさらなる殺到の可能性があります。
ゴールデンクロスが起きれば、イーサリアム市場が盛り上がるかもしれません。
先週のリップル市場
続いて先週のリップル市場を見ていきましょう。
こちらもGMOコイン販売所の日足チャートによる検証です。
リップルも先週は陽線が多く、上昇トレンドの始まりをうかがわせます。
18日から20日にかけて陽線が3つ並んでおり、同時期のイーサリアムと同じ展開です。
18日の始値が73.868円だったのに対し、20日の終値は79.739円でした。
3日間で約7.9%の値上がりです。
移動平均線もイーサリアム同様、ゴールデンクロスが近づいています。
18日から青い線が上を向いており、赤い線は下り坂が続く状況です。
2つの線が交わればゴールデンクロスとなり、リップラーの買い注文が殺到するかもしれません。
今後のリップルはゴールデンクロス成立を受け、上昇継続の可能性があります。
ビットコイン半減期がアルトコイン市場を後押しか
イーサリアムとリップルの回復の要因に、ビットコインの半減期が挙げられます。
20日に迎えてから市況が注目されていました。
実際は半減期直前の18日から、大きく価格を伸ばしています。
GMOコイン販売所の日足チャートを見ていきましょう。
18日のビットコインは前日比約4.5%の値上がりです。
20日にかけて3日連続で陽線が続いた結果、同日の終値は977万6243円まで伸びました。
22日には1000万円超の高値取引も見られます。
半減期をきっかけに、1000万円超の取引が定着しそうです。
イーサリアムとリップルも、ビットコインの需要拡大の恩恵を受けたのでしょう。
もともとアルトコイン市場は、ビットコイン市場の影響を受けやすく、今回も定説どおりの展開と考えられます。
仮想通貨市場全体の景気がよくなれば、アルトコイン市場の活性化を望めるでしょう。
まとめ
イーサリアムとリップルは、先週から価格回復が見られます。
ともに移動平均線では、ゴールデンクロスが近づく状況です。
このまま価格上昇が続けばクロスが成立し、さらなる需要を呼び込むでしょう。
アルトコイン市場の盛り上がりは、ビットコイン半減期が関わっているようです。
ビットコイン自体も半減期直前から、強力な価格上昇を示しました。
以上から今後イーサリアムとリップルは、好調が続きそうです。