先週のイーサリアムとリップルは、久々の上昇傾向でした。
19日に2銘柄揃って反動高を見せましたが、そこから相場の傾向が変わっています。
FOMCの利上げによる不安心理の一服が、相場の動きを変えたのでしょう。
イーサリアムとリップルにおける最近の市況をまとめました。
要点
先週のイーサリアム相場と今後の価格予測
先週のイーサリアム相場を確かめてみましょう。
GMOコイン販売所における日足チャートで検証を進めます。
先週のイーサリアムは、久々に価格が上り調子でした。
とくに23日、24日の価格の伸びが強かったといえます。
23日の始値は13万9223円でした。
翌24日の終値は16万0583円で、約15.3%の伸び率です。
先週19日の反動高以来、買い心理の拡大が考えられます。
今後は上昇トレンド本格化のシナリオが考えられますが、ネガティブなニュースには引き続き気をつけてください。
上昇トレンド転換の可能性は、FOMC通過による不安心理の一服が関わっているでしょう。
会合が開かれる前から、利上げ懸念による暴落が相次いだからです。
不安心理が一段落した結果、安値を狙った買いが相次いでいるのでしょう。
しかし仮想通貨業界では、Three Arrows Capital債務問題を受けての出金停止や、市況の恐慌を受けての事業縮小などが問題になっています。
今後主要事業者からネガティブなニュースが続けば、再び下落トレンドが本格化してしまうかもしれません。
これからのニュースに気をつけながら、安値買いの高値売りの可能性を模索していきましょう。
先週のリップル相場と今後の価格予測
続いて先週のリップルの価格動向をチェックします。
こちらもGMOコイン販売所の日足チャートで確かめましょう。
先週のリップルは、24日を中心に値上がりが目立ちました。
23日からの2日連続の価格上昇という形でしたが、この日の上げ幅が大きかったのが印象的です。
24日の始値は43.610円でした。
一方で終値は47.790円です。
1日だけで約9.6%の上げ幅になりました。
23日の始値42.650円から比べると、約12.1%の上昇率になります。
イーサリアムほどではありませんが、リップルでも値上がりが本格化した様子です。
今後もリップルは、上昇トレンドを続ける可能性があります。
イーサリアム同様に、不安心理の一服が考えられるからです。
一方で22日にリップル社が発表した新オフィス設立の影響もあるでしょう。
事業拡大の話題性が大きければ、仮想通貨としてのリップルの価格も後押しを受けそうです。
リップル社はエンジニアリングの拠点として、カナダ・トロントに新しいオフィスを建てることを明かしました。
る事業拡大を受けて、将来性を見込んだ買いが相次いだのでしょう。
これが本当なら、リップルの将来性が高いという評価が、未だに根強いと考えられます。
今後のリップル社の動向次第では、強力な価格上昇がまた見られるかもしれません。
まとめ
イーサリアムとリップルは、ともに先週において価格上昇が目立ちました。
不安心理の一服が背景に挙げられます。
先週のリップルのように、開発を手がける組織がポジティブなニュースを提供すれば、相場を刺激する可能性もあるでしょう。
今回の上昇傾向が不安心理一服による一時的なものか、本格的なトレンド転換なのかは、これからの値動きで明らかになりそうです。
ネガティブなニュースへの警戒は必要ですが、これから不安心理が和らいでいけば買いのチャンスが見えてきます。
価格が上がりすぎる前の判断が重要です。