先週のイーサリアムとリップルの相場を紹介します。
リップルが開発会社の一部勝訴を受け、100円を超えました。
イーサリアムは先週の初めにデッドクロスを迎えましたが、リップル裁判の影響ですぐにゴールデンクロスが近づいています。
主要アルトコイン2銘柄について、先週の値動きを見ましょう。
要点
先週のイーサリアムの値動き
まずはイーサリアムの値動きを見ましょう。
GMOコイン販売所の日足チャートによる検証です。
先週のイーサリアムは10日にデッドクロスを迎えましたが、下落トレンドにはならず、再びゴールデンクロスが近づいています。
10日のデッドクロスを受け、11日~12日は値下がりが続きました。
11日の始値は26万0876円でしたが、12日は25万3106円まで下がっています。
この間の下落率は約3%でした。
しかし13日に価格が暴騰し、その日の終値が26万7312円になりました。
12日終値との比較で約5.6%の上昇です。
イーサリアムは4日から値下がりが集中していたため、13日の上昇は久々の高騰でした。
移動平均線では10日のデッドクロス以来、短期線と長期線の距離はそれほど離れていません。
むしろ直近は短期線が上昇カーブを描いており、再びゴールデンクロスを迎えそうです。
今後のイーサリアムは、上昇トレンド再開が視野に入るでしょう。
先週のリップルの値動き
続いてリップルの値動きを見ましょう。
こちらもGMOコイン販売所の日足チャートによる検証です。
先週のリップルは、13日に驚異的な高騰を見せました。
始値は63.353円でしたが、終値が109.024円まで上がっています。
1日だけで約72.1%の上昇率でした。
翌日は反動で価格が落ち着きましたが、それ以降も100円前後での取引がメインです。
13日の高騰以来、相場が大きく変わりました。
これからは100円以上での売買が常識になるかもしれません。
13日の高騰を受け、移動平均線も同日にゴールデンクロスを果たしています。
そのため今後も、価格上昇が続くでしょう。
どこまで価格を伸ばすかに注目が集まりそうです。
開発会社の一部勝訴でリップルが相場をリード
先週のアルトコイン市場の目玉は、リップルの高騰でした。
13日に米地裁で、リップルの有価証券性を否定する一部判決が下ったからです。
リップル社は、SEC(米証券取引委員会)から有価証券の未登録販売の疑いで提訴されていました。
ここで有価証券と指摘されたのが、仮想通貨としてのリップルです。
しかし裁判では、SECの主張の大部分が退けられました。
以上を受けてCoinbaseをはじめ、複数の取引所が停止中だったリップルの取引を再開しています。
ここでリップルの注目度が高まり、買い注文が殺到したのでしょう。
イーサリアムも13日に一定の価格上昇を示しました。
リップルの有価証券性が裁判で一部否定されたため、他の銘柄にも楽観的な評価が集まったのでしょう。
今回の裁判はリップルだけでなく、多くの仮想通貨の存在意義にも影響を与えたようです。
先週はリップルが、裁判結果を受け高騰を見せました。
以上からアルトコイン相場をリードする結果となり、イーサリアムをはじめ他の銘柄も上昇気流に乗っています。
これから各銘柄での値上がりが、トレンドになるのでしょうか。
まとめ
先週はリップルが裁判の一部勝訴により、100円超えを果たしています。
裁判結果が出た13日には、前日比70%以上の高騰を示しました。
イーサリアムも同日には一定の値上がりを示しており、リップルの裁判の影響がうかがえます。
そのため今後はアルトコイン市場において、多くの銘柄が上昇トレンドを迎えそうです。