今週のイーサリアムとリップルは、急落も急上昇もありました。
一進一退の状況ですが、週単位ではわずかに相場基準が上がった印象です。
このまま上昇トレンドで落ち着く可能性もあるでしょう。
最近のイーサリアムとリップル市場をまとめました。
要点
今週のイーサリアムの相場
今週のイーサリアム市場を紹介します。
GMOコイン販売所の日足チャートによる検証です。
今週のイーサリアムは、急落がありましたが、そのあとの急上昇が力強い印象でした。
週の初めである25日始値は21万3502円でしたが、26日終値が18万4284円でした。
この間は約13.7%の下落率です。
しかし27日から28日にかけて、下落分を補ってあまりある伸びを見せています。
27日始値は18万4213円でしたが、28日終値は23万0185円でした。
この間は約25%の伸び率です。
以上から週単位での相場基準は、22万円~23万円に上がりました。
今週のリップルの相場
続いて今週のリップル相場を確かめてください。
こちらもGMOコイン販売所の日足チャートで紹介します。
こちらも25日~26日に大きく価格を下げていますが、27日~28日の上昇がそれ以上に目立ちました。
まず25日の始値は48.146円です。
一方で26日の終値は44.334円で、下落率は約8%です。
しかし27日の始値が44.323円だったのに対し、28日の終値は49.170円でした。
この間の上昇率は約10.9%です。
以上から価格上昇時の方が印象に残っており、今後も上昇トレンドが続くでしょう。
主要アルトコイン2銘柄の今後の値動きは?
今後もイーサリアムとリップルは、上昇トレンドが続きそうです。
27日のFOMC(連邦公開市場委員会)が0.75%の利上げを発表しましたが、投資家心理に対する影響は小さかったといえます。
またイーサリアムのアップデートプロジェクト「The Merge」が大詰めをにおわせていることも、前向きな材料です。
世界経済の情勢としては、投資家心理の利上げ機運に対する慣れがうかがえます。
27日のFOMC直前では、主要アルトコインで価格の下落が見られました。
しかしFOMCが終わった直後は、下落時よりも力強い伸びを見せています。
これは投資家心理が、利上げのトレンドを織り込み済みであることが要因でしょう。
6月までは米国を中心とした金融政策引き締めで、リスクオフの姿勢が強かったといえます。
ここに来てリスクを織り込める投資家心理になったことで、多少のネガティブな材料に耐えられるようになったのでしょう。
主要アルトコインであるイーサリアムは、大型アップデートプロジェクト「The Merge」を控えています。
この動向によってアルトコインが再評価を受け、相場を押し上げている印象です。
イーサリアム財団によると、テストネット同士であるGoerliとPraterの統合が計画されています。
またThe Mergeの前段階として、Praterのアップグレード「ベラトリックス」が8月4日に実施を受ける予定です。
7月16日のCointelegraph報道では、メインネットでのThe Mergeは9月19日になるとの見通しになっています。
このようにイーサリアムは、アップグレードの完了日程まで報じられる状況になりました。
以上からくる期待感が、イーサリアムに限らず主要アルトコインの相場を押し上げているようです。
まとめ
今週はFOMCがありましたが、イーサリアムとリップルはともに難局を乗り越えました。
FOMC直前の値下がりが目立ったものの、直後に力強い値上げを見せたからです。
投資家心理は今後の利上げ機運も織り込み済みなので、しばらく上昇トレンドが続くでしょう。
今後はイーサリアムのアップデート計画の影響もあり、さらなる好材料が出そうです。
仮想通貨景気の回復には、今後も期待がかかります。