先週は、イーサリアムとリップルともに大きく価格を伸ばしました。
13日に米CPI(消費者物価指数)発表がありますが、インフレリスクに慣れた投資家からの買い注文が殺到したと考えられます。
イーサリアムは大型アップデート完了を控えていることが、需要増を助けているようです。
最近のイーサリアムとリップルの価格状況をまとめました。
要点
先週のイーサリアム相場まとめ
まずは先週のイーサリアム相場を見ていきましょう。
GMOコイン販売所の日足チャートで検証を進めます。
先週のイーサリアムは、上昇トレンドを決定づける値動きでした。
7日間すべてで値上がりを果たしているからです。
先週月曜日の5日の始値は21万4748円でした。
日曜日の11日の終値は24万4631円まで伸びています。
この間の上げ幅は約13.9%です。
このようにイーサリアムは力強い価格上昇を見せています。
The Mergeに向けて、視界良好です。
先週のリップル相場まとめ
リップルの先週の値動きも見てみましょう。
こちらもGMOコイン販売所の日足チャートで確かめてください。
先週はリップルも強力な値上がりを見せました。
7日の上げ幅が大きく、そこから5日連続の価格上昇が起きています。
7日の始値は45.199円でした。
そこから値上がりが続いた結果、11日の終値は49.982円になっています。
この間の上昇率は約10.6%です。
こちらも週単位で10%を超える値上がりです。
1XRP50円突破も目前に迫りました。
今後のアルトコイン市場は長期的に上昇基調か
先週の値上がりによって、イーサリアムもリップルもしばらく上昇トレンドになりそうです。
値動きの背景に、リスクを織り込んだ投資家心理が考えられます。
今後はアメリカを中心とした経済イベントに注意が必要ですが、リスクの織り込みがあれば買い注文の殺到が続くでしょう。
今週は9月13日に8月のCPI発表を迎えます。
最近のインフレ懸念から、物価指数の高まりも想定されるでしょう。
しかし仮想通貨市場は上昇トレンドの最中です。
CPI発表前後でイーサリアムやリップルの値下がりがあっても、すぐに価格を取り戻す展開が想定されます。
以上から今後は世界経済情勢に注意しつつも、楽観的な投資家心理を意識してください。
また最近の値上がりには、イーサリアムの大型アップデートプロジェクト「The Merge」の影響も考えられます。
The Mergeは順調なら、今週あたりに完結予定です。
これを受けて「記念」とばかりにETHを買い足す投資家が現れるかもしれません。
以上の動向があれば、アルトコイン市場全体の押し上げにもつながります。
アルトコインはビットコイン以外の仮想通貨の総称ですが、ここにはイーサリアムと同規格であるERC-20トークンも多数です。
該当銘柄を中心に、力強い価格上昇が続発するでしょう。
リップルはERC-20に含まれませんが、イーサリアムの価格上昇につられれば、ここにも需要が殺到するかもしれません。
以上から今後のアルトコインは、しばらく明るいニュースが続く可能性があります。
まとめ
先週のイーサリアムとリップルの相場を紹介しました。
ともに力強い価格上昇を見せています。
ポジティブなトレンドが決まったことから、今後はしばらく値上がり継続も想定してください。
とくにイーサリアムはThe Merge完了間近なので、需要殺到を受けそうです。
アップグレードは長期間にわたるプロジェクトだけに、世界中のユーザーが見守っているでしょう。
以上を考えても、今後のアルトコイン市場から目が離せません。