イーサリアムの史上最高値更新が話題になっています。
リップルも最近は価格上昇が続いており、好調を取り戻し始めたようです。
二大アルトコインの好調について解説します。
ビットコイン以外を求める人にとっては、これから投資をするための参考になるでしょう。
要点
イーサリアムが再び史上最高値更新
イーサリアムが3日に史上最高値を更新しました。
GMOコイン販売所の日足チャートで見ていきましょう。
11月3日に52万1105円の高値を記録しました。
画像の時点では終値基準で前日より低い赤ローソク足になっています。
しかし長期的にみると価格の水準がだんだん高くなっているのが特徴です。
これは上昇トレンドの継続を意味します。
イーサリアム2.0がローンチを受けるタイミングに関心が集まっていることもあり、買い注文が増え続けているのでしょう。
今後イーサリアムの上昇トレンドが続く時期に注目です。
今回のイーサリアムの最高値更新には、アメリカのデリバティブ取引大手である「シカゴマンカースタイル取引所」(CME)の動向がかかわっているようです。
CMEは11月2日に「マイクロイーサリアム先物取引」という金融商品のローンチを計画しています。
取引は12月6日から始まるそうですが、すでに注目を集めているようです。
CMEが新たに発表した先物取引は、個人投資家でも扱えるように最小ロットが1/10になりました。
日本で注文できる数量でいうと、0.1ETHに相当します。
仮想通貨は0.1枚、0.01枚のような小数点以下の数量でも注文できるのが特徴です。
現物取引同様に最小単位を抑えられるのは、買いやすいという印象を受けます。
イーサリアムの先物取引のおかげで、本家の通貨自体に関心が集まるという投資家心理が働いたのでしょう。
この背景がイーサリアムの上昇気流に拍車をかけたようです。
リップルも好調を取り戻す
同時期のリップルも価格上昇が続いています。
10月27日には始値が129.996円のところ、終値が113.212円まで落ちました。
しかしそこからは回復基調に入り、11月3日には139.427円の高値を記録しています。
先月27日の暴落を取り戻しました。
リップルでは長らく価格が上がったり下がったりの状態が続いていました。
しかし28日から上昇で終わる日が多くなったので、ここから上昇トレンドに転じたとも読めます。
今後の価格動向にも注目しましょう。
リップルの価格上昇の背景には、2つが挙がります。
アルトコイン全体の好景気やSWELL開催が迫る影響です。
アルトコインでは、イーサリアムだけでなくソラナも同時期に最高値を更新するなど話題です。
ソラナは11月3日時点で国内の仮想通貨取引所では買えませんが、CoinMarketCap調べの時価総額ランキングで6位に入るなど、世界的には注目されています。
アルトコイン全体が好景気になっていて、リップルもそれに引っ張られているのでしょう。
またリップル社主催のカンファレンスイベント「SWELL」の影響もありそうです。
11月9日~10日にSWELLが開催されます。
開催が迫っていることによる需要の増加が考えられる状況です。
SWELLによってリップルに関心が集まっているため、それに乗っかって儲けようという投資家心理が働いているのでしょう。
リップルにとって好条件が揃っていることが、価格回復の要因です。
まとめ
イーサリアムは11月3日に最高値を更新しました。
一方でリップルも好調を取り戻しています。
価格上昇の要因は別々ですが、アルトコイン全体の景気がよいことがうかがえます。
イーサリアムとリップルはアルトコインとしてとくに信頼性が高いのが特徴です。
今後の価格動向から目が離せません。