2022年6月2日にFTX Trading Ltd.(以下FTX)は、仮想通貨取引所である「FTX JP」をローンチしました。
これにより日本に住んでいる方も、実質的にFTXを利用できます。
取引所トークン「FTT」のように、独自のサービスにも注目です。
FTX JPの概要を見ていきましょう。
要点
FTX JPとは?
FTX JPは、海外で人気だったFTXの日本版です。
2022年にFTX社がLiquid Group Inc.を買収したことで、子会社であるQUOINE社が「FTX Japan」に名を改めました。
2日からFTX JPの活動が本格化しましたが、もとからあったLiquid by FTXも従来どおりに運営中です。
まずはこちらがFTX JPのホーム画面になります。
次がLiquid by Quoineのホーム画面です。
2つの取引所はあくまでも別物なので、口座開設時は間違えないように注意してください。
FTXはもともと2019年5月に香港で誕生しました。
2021年9月に本拠地をバハマへ移しています。
グローバルプラットフォーム「FTX.com」では、仮想通貨の売買時に最大20倍のレバレッジをかけられるしくみです。
ただしFTX JPでは2倍までになっています。
ほかにもグローバルプラットフォームでは、株式のトークン化やインデックスなど、多種多様なデリバティブ商品が話題です。
FTXブランドは、日本国内での活躍にも期待がかかります。
FTX JPについて、以下の口コミが寄せられました。
FTX JPで利用できる主なサービス
FTX JPは、日本市場向けプラットフォームにおいで「FTX.jp」とも呼ばれています。
プラットフォームとしての主なサービスを見ていきましょう。
・デリバティブ取引
・FTTトークン
現物取引は、金融商品の通常売買を意味します。
その場における一度限りの買いや売りを進める形です。
FTX JPではビットコインやイーサリアムなど、9種類の仮想通貨が現物取引の対象になります。
売買経験のない初心者は、この形式から取引に慣れていきましょう。
購入時は注文した数量分のお金だけを払えばよいため、レバレッジのような予算の複雑な計算は必要ありません。
一方で売却時も、仮想通貨の相場と数量に応じてお金が返ってくるしくみです。
このように現物取引は、仮想通貨の取引方法としてシンプルです。
デリバティブ取引は、さまざまな金融商品から派生した取引形式です。
FTX JPでは先物取引と似た「パーペチュアル」が利用できます。
先物取引では、取引時は期日とそのときの売買条件を決めます。
期日が訪れたときに、注文内容が実行される形です。
パーペチュアルは通常の先物取引と違い、最終決済期限がありません。
また資金調達も設けてあります。
これはパーペチュアル自体の価格を、外部の市場相場であるインデックス価格に接近させるためです。
このようにパーペチュアルは、従来の先物取引よりも安定した取引を望めます。
ちなみにFTX JPでは、デリバティブ取引の最大レバレッジは2倍までです。
FTXには「FTT」という取引所独自のトークンがあります。
こちらは日本版にも登場するので、興味がある方は手に入れてみましょう。
FTTはグローバル版プラットフォームの収益に応じて、毎週償却を受けます。
さらにこの通貨をロックすれば、取引手数料の割引やブロックチェーン手数料の免除などの特典にも恵まれるでしょう。
FTTの有効活用で、利益を生み出せるかもしれません。
まとめ
海外でも人気のFTXが、ついに日本へ進出しました。
最大レバレッジが2倍までですが、現物だけでなくデリバティブ取引も進められるので、上級者にも満足していただけるでしょう。
FTTという独自トークンも日本に登場するため、幅広いサービスを望めます。
海外の取引所による国内進出は久々なので、FTXの今後の活躍に期待です。