ニュージーランドの退職金基金KiwiSaver Growth fundが、資産のうち5%をビットコインに投資したことが判明しました。
日本円に換算するとおよそ19億円もの資金を投資していたとのことです。
同社の最高投資責任者であるJames Grigor氏は、ビットコインがKiwiSaverの重要な役割を担うようになるだろうと語っています。
ニュージーランドの退職金基金がビットコインを購入
投資ファンドのニュージーランド・ウェルス・ファンド・マネジメントが運営するKiwiSaver Growth fundが
約19億円ものビットコインを購入していたことが分かりました。
KiwiSaver Growth fundは退職金基金ファンドであり、毎年かなりの金額を運用しています。
なお、同社がビットコインを購入した時期は2020年の10月でした。
日本では今まで全く話題になっていなかったので、驚きを隠せない方もいるでしょう。
その為、私たちの知らない間に着実に大口が買い込んでいることを再認識させられる一因となりました。
日本の年金基金もビットコインが関与している
実は日本人が加入している年金基金も、ビットコインの影響を受ける可能性があります。
日本年金基金は、直接的にはビットコインを保有していません。
しかし、テスラ株を大量に保有しています。
そして、テスラはビットコインを大量保有しており、ビットコインの価格がテスラの株価に影響を与えている為
間接的に、日本の年金もビットコインの影響を受けるようになっているのです。
ビットコイン投資に反対する人も
今回のビットコイン投資に対して、ギャンブル性が高いのではないかという不満の声も挙がっているようです。
大切な退職金を管理するわけですから、ボラティリティの高いビットコインにリスクを感じるのは無理もないかもしれません。
KiwiSaverの最高責任者であるSam Stubbsも、同社のマネージャーがビットコインを購入したことについて呆れたと発言をしています。
しかし、KiwiSaverが参入した時点のビットコイン価格は120万円前後でした。
その為、現時点で約5倍以上のリターンを得ている計算になります。
リスクは高かったとはいえ、十分すぎる結果を出していることから、ビットコインへの投資を再評価される機会も訪れるのではないかと考えられるでしょう。
市場はビットコインに前向きな考え
今回の報道を受けて、SNSでもビットコインに対する前向きな声が多数挙がっています。
やはり、ファンドが続々と参入してくるということは、ビットコインの信用が上がっていることを意味していますので
今後の伸びしろがまだまだあると捉えることができるのではないでしょうか。
KiwiSaverの最高投資責任者も、今後5年でKiwiSaverの投資スキームに更に多くのビットコインが採用されると述べています。
つまり、更にビットコインを買い増しする可能性も高まっているのです。
ビットコインの資産としての位置付けは確実に上がっており、これからもファンドや大口の参入は続くことでしょう。
その為、既に高値であると感じられているビットコインですが、更なるATH(最高値突破)があり得るのではないかと考えられています。
まとめ
今回はニュージーランドの退職金基金がビットコインに投資した報道について取り上げました。
退職金基金KiwiSaver Growth fundは、運用資金のうち5%(約19億円)をビットコイン投資に充てています。
そして、現時点で既に5倍以上のリターンを出しているようです。
同社CIOはビットコインを正当な資産であると捉えており、今後も継続的にビットコインへ投資するかのような発言をしています。
この報道を受けて、SNSでもビットコインに将来性を感じるかのような書き込みが多数飛び交いました。