9日、リップルとイーサリアムが直近の安値を更新したことにより、年初来安値を更新しました。
今年に入ってからのアルト市場の動向を踏まえ、動きをまとめました。
要点
リップル・イーサリアムが年初来安値を更新
9日、リップルとイーサリアムが直近の安値を更新したことにより、今年にはいってからの安値を更新しました。
リップル円 日足 2019年
参照元:https://cc.minkabu.jp/pair/XRP_JPY
リップル、イーサリアムといったビットコインに次ぐ時価総額を誇るアルトコインが年初来安値を更新したことは、アルトコインの低迷を物語っているといってもよいでしょう。
それに伴い、ビットコインドミナンスも直近の1年の最高値である69.9%を記録。
市場のおよそ7割はビットコインの取引で占めているといった状況です。
このところビットコインは安全資産としての機能が注目され始めていますが、アルトコインは実用性にかけ、ボラティリティー(変動率)も高いことから、リスク資産としてみることもできます。
それを踏まえれば、現在はリスクから安全資産・現金へ戻す動きが継続しているので、アルトコインにとっては打撃になっているとも考察できるでしょう。
アルトコインの未来は?
ビットコイン初期からの投資家である磨マックス・カイザー氏は、アルトコインがドットコムバブルと同じような運命をたどり、生き残るのはほんの少しと指摘したことは以前話題になりました。
カイザー氏の指摘は少し過激ですが、アルト市場からの資金流出が続く以上、今後もドミナンス、価格等注視したい場面ではあります。
ただ、仮想通貨市場は歴史的にもビットコインの上昇のあと、アルトコインが上昇するという流れがありました。
なので、長期的な視野ではまだなんともいえないので、まずはビットコインの価格動向とドミナンスが復調してくるかといった部分がアルトコイン復活の指標になるのかもしれません。
まとめ
9日、リップル、イーサリアムは直近の安値を更新し今年最安値を更新。
ビットコインに次ぐ時価総額をほこる2銘柄が安値を更新したことは、現在のアルト市場の弱さを物語っているでしょう。
また直近ではビットコインドミナンスが70%代間近と、アルトコイン市場からの資金流出も伺えるので、しばらくこの動きが続くのか注視したい場面ではあります。