23日の仮想通貨市場は全面安の展開となりました。ビットコインは注目されていた8000ドル、対円で90万円のサポートを割り込み、4月12日以来の上昇幅を消す勢いとなりました。
5月からの下落の原因はマウントゴックスの売りと韓国取引所Upbitが関係していると噂されていますが、他にも有力視されている2つの原因を解説します。
目次
5月に入ってからの下落要因
5月6日にビットコインが108万円の高値をつけてから価格の下落がとまりません。
月初にメディアで噂される下落要因は2つありました。
下落の要因①マウントゴックスの多額の売り
2014年に倒産した仮想通貨取引所マウントゴックスは、自社で保有している多額のビットコインがあります。
そのビットコインは弁護人を通じて、昨年から市場に売却されています。
保有額は2000億円とされ、その多額の売りが、価格下落をまねいているという指摘があります。
下落の要因②Upbitの家宅捜査
今月初め、韓国の取引所で、取引高が世界でもトップのUpbitが、詐欺の疑いがあるとして家宅捜査が入りました。
当初は、韓国市場がパニックとなり、市場は全面安の展開でしたが、Upbit側も潔白を主張し、疑いはどうやら間違いだったようです。
なので、この下落要因は、解消されつつあります。
新しい下落材料
中旬から、特に今週の下落要因には3つ大きなものが報道されています。
ひとつは、モナコインとVergeのブロックチェーンへの攻撃、もうひとつは中国の規制強化の懸念です。
新しい下落材料①モナコインへの攻撃
18日未明にモナコインのブロックチェーンが「セルフィッシュ・マイニング」という攻撃をうけました。
簡単に説明すると、モナコインのブロックチェーンが直接攻撃されたのです。
いままで、「セルフィッシュ・マイニング」は理論上のもので、実際に起こることはないと考えられていたようです。
一部では、ある仮想通貨のブロックチェーンが直接攻撃を受けたのは初の事例であり、仮想通貨市場最大の事件と指摘する声もあります。
新しい下落材料②Vergeへの攻撃
昨日は、アルトコインVergeが「51%攻撃」という被害をうけました。
「51%攻撃」はマイニングをする人(マイナー)がマイニングの51%を支配し、不当な取引をおこなうことです。
Vergeは51%攻撃をうけ、2億円が持ち逃げされました。
これは、マイニングがある全仮想通貨の課題ともなっています。
事例はありませんが、理論上、ビットコインでも51%攻撃は起こり得るとされています。
新しい下落要因③中国の規制強化の懸念
シンク・マーケットのチーフアナリスト・アスラム氏によれば、中国政府が規制を強める懸念が下落を呼んでいるとのことです。
政府が最近公表した報告書にはICOなどに対し「無視できないリスク」と記載され、過度な投機をひかえるようにも呼び掛けてるとのことです。
それにより、近々、中国政府が仮想通貨に対し、規制をするのではないかという思惑があるようです。
まとめ~トム・リー氏は下落場面でも強気予想を変えず~
まとめると下落要因は以下になります。
①仮想通貨の根本的な問題への不安間
②中国の規制への不安感
しかし、これらは今までもあった問題であり、どこまで長期化するかは不明です。
ファウンド・ストラッド社アナリストのトム・リー氏は、年末のビットコイン価格を277万円とし、価格が下落する場面でも、強気の予想を変えていません。
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