先週の金曜日「テザー問題」で急落した仮想通貨市場はの週末の値動きは比較的穏やかなものとなりました。
今週の仮想通貨市場の注目の値動き・ポイントをまとめました。
要点
ビットコインと市場全体の時価総額
ビットコインドル 4時間足 4月
ビットコインは金曜日に「テザー問題」再燃で久々の急落となりましたが、週末の値動きをみると、さほど市場は深刻に受け止めていないようです。
なので、今週以降も5000ドル(55万円近辺)のサポートを注視しつつビットコインの価格動向は注目でしょう。
なお、急落後はボラティリティー(変動率)も下がっているので、上昇してくるか注目です。
ゴールデンウィークの注目ポイントは先日の下記の記事でまとめてあります。
29日の市場全体の時価総額
市場全体の時価総額は4月の上旬に高値を記録した後に調整の展開となっています。
ビットコインの価格があまり変わりないことから、現在は「アルトコインの価格が上がりにくい相場」であることがわかります。
市場全体の時価総額が上昇していくには、3月から4月上旬にみられたアルトコインへの資金流入がマストになるでしょう。
ファンドストラッド社トム・リー氏は今年「アルトコインの季節」がやってくると指摘しているので、ビットコインドミナンスを含め注目です。
「テザー問題」は心配する必要なし?
価格の急落を招いた「テザー問題」ですが、CFOは不正利用と指摘されている資金は、実際には凍結されているだけであり2,3週間でかえってくると発言しています。
A @bitfinex shareholder says its CFO told him the exchange needs "a few weeks" to recover the funds at issue in the @NewYorkStateAG probe. https://t.co/Lbo48gLnvH @nikhileshde writes
— CoinDesk (@coindesk) April 26, 2019
ある@bitfinex株主は、同社の CFO が調査で問題となっている資金を回収するには「数週間」の交換を必要としていると語った
また、株主である中国の巨額ビットコイン投資家、ジャオ・ドン氏も、指摘されている資金は実際に凍結されているだけとのこと。
この報道を見る限り、「テザー問題」に関しては楽観視してもよさそうです。
また、仮にこの報道が正しければ、再びボラティリティーが高まれば高値を試す可能性はおおいにあるので、今週の注目ポイントのひとつになるでしょう。
急落後はボラティリティーが低下しているので、相場が再び動いてくるかもひとつの注目ポイントになるかもしれませんね。
まとめ
今週は引き続き、ビットコインの重要なサポートである5000ドル(55万円近辺)を注視しつつ価格動向を追いたいところ。
急落以降はボラティリティーが低下しているので、相場自体に動くが出てくるかもひとつの注目ポイントとなりそうです。
テザー問題に関しては現時点であまり材料視されておらず、コインデスクの報道をみれば楽観的に考えてもよさそう。
相場に再び動きが出て、価格が上昇していくのに期待したいところですね。