週末の仮想通貨市場は2017年を彷彿とさせる暴騰をみせ、全面高の展開となりました。
今週の仮想通貨市場の注目ポイントをまとめました。
要点
ビットコインが暴騰
先週、年初来高値を更新し続け堅調な推移を続けていたビットコインですが、12日の日曜日に一時10%を越える暴騰を記録。
対ドル価格で節目7000ドルを超えてきており、今週も価格が上昇し続けるかが注目となりそうです。
ビットコインドル 5分足 5月12日~
具体的な価格では、7500ドルを記録して反落、短期的なサポートは6800ドルとなっているので、どちらに価格が上抜けるか注目でしょう。
6800ドルを下抜ければ、さらに価格が下落するシナリオも考えられます。
しかし、現在の相場はボラティリティー(変動率)がかなり高まっているので、値動きが落ち着くのかもひとつの注目ポイントとなりそうです。
ビットコインドミナンスも引き続き注目
日曜日のビットコイン暴騰の際、先週から低迷を続けていたアルトコインも上昇しました。
イーサリアムなどは移動平均線などのゴールデンクロスが確認できたため、今週も価格上昇が続くか注目でしょう。
また、市場全体の時価総額も年初来高値を更新しており、その意味では現在の相場は全体的にポジティブであると言えます。
市場全体の時価総額が高値を更新し続けるのであれば、今年の価格上昇はおおいに期待できるので注目でしょう。
ただ、ビットコインドミナンス(ビットコインの占有率)は日曜日に59%を記録とこちらも高値を更新。
現在はビットコインへの資金流入がより顕著となっているので、引き続きドミナンスの推移にも注目したいところです。
バイナンス騒動は沈静化・新しい材料にも期待
市場の懸念材料であったバイナンス騒動ですが、火曜日に入出金が再開される予定で、今回は沈静化したとみていいでしょう。
ザオ氏は、発言していたロールバック(ビットコイン取引の無効化)もすでに否定しています。
また、テザー問題で発生したビットフィネックスの価格乖離(ビットフィネックス・プレミアム)もすでに沈静化
直近の懸念材料の少なさが、この価格上昇を表していると言えます。
最近では価格推移のみが注目され、やや現在のセンチメントは「過熱的」であるとも言えますが、6月にはG20が控えていることもあるので、その他BakktやETFといったファンダメンタルズが出てくるかも注目です。
現在の市場は強気であるともいえるので、好材料が出れば、さらに価格が上昇する可能性も考えられます。
まとめ
ビットコインは日曜日に一時10%を越える暴騰を記録、アルトコインも全面高の展開となっており、仮想通貨市場は良好な状態が続いています。
ただし、ボラティリティー(変動率)も同時に高まっているので、取引をしている方は注意が必要でしょう。
今週も引き続き高値を更新する可能性は十分にあるので、今後の価格動向も注目です。