暴落後の仮想通貨市場はアルトコインにやや強い展開がみられるものの、全体としては上値が重い展開が続いています。
今週の注目価格・ポイントをまとめました。
要点
週明けのビットコインは早くも局面へ
週明けのビットコインは早くも直近の安値83万円にせまる局面を迎えています。
ビットコイン円 1時間足
そのため、今週はこの83万円を死守できるかが大注目となりそうです。
83万円は暴落後いっていの買いが入っており、現在は明確なサポートとなっているので、仮にそこを割り込めばストップロスを巻き込み一段安になる可能性も。
ただ、直近では反発のポイントにもなっているので、ここで反発できれば上値トライのシナリオも考えられるでしょう。
直近ではこのようにどちらに価格がブレイクしてもおかしくはないチャート形状になっているので、トレードしにくい相場となっています。
このような相場では「ダマシ」の動きも発生する可能性があるので、注意が必要でしょう。
材料も難しく
既報の通り、相場だけでなくメディアのセンチメントも直近では判断が難しい状況が続いています。
半減期やBakktといった長期的なテーマはさておき、短期で急騰や急落につながる材料がないのも、悩みのひとつでしょう。
先週末はPayPalがリブラプロジェクトから離脱する報道が話題に。
しかし、こちらも価格が直接動くような材料ではありません。
この10月から12月までの四半期は、このように材料がないことが問題にもなるため、市場価格が織り込める材料が出てくるかは中期的な材料となりそうです。
特に、先日もお伝えした10月から12月は仮想通貨の価格が上昇しやすい期間でもあります。
まだ早いですが、年末にかけて、市場は来年の材料を織り込んでいくので、直近では新たな材料が出てくるか注目となるでしょう。
まとめ
暴落後のビットコインは安値はキープしつつも触りづらい展開に。
ただ、週明けは直近の防波堤となっている83万円に接近しており、しばらくの間この価格を守れるか注目となりそう。
仮に83万円をまもれれば、あらためて下値の堅さを確認することとなり、反発の可能性も。
現時点ではどちらのシナリオも考えられる難しい相場が続いているので「見」に徹するのも作戦のひとつかもしれません。