最も多くのビットコインを保有している企業として有名なマイクロストラテジー社が、新たにビットコインの買い増し計画をしていることが分かりました。
次回はなんと4億ドル(約440億円相当)ほど投資をする予定とのことです。
ビットコインの暴落によって撤退の噂も出ていましたが、まだまだ強気の姿勢を見せる同社に影響されて、市場の悲観も軽減されたことでしょう。
マイクロストラテジー社がビットコイン買い増しを計画
マイクロストラテジー社は7日、新たにビットコインを4億ドル(430億円相当)購入する計画をしていると明かしました。
購入資金は私募債権で調達するとのことです。
ここしばらくの間、ビットコインが不調なこともあり、もしかしたらマイクロストラテジーがBTCを売却する日も近いのではと噂されていたものの
むしろ更なる買い増しをすることが分かり、驚きの声が多数挙がっています。
同社の平均保有単価はおよそ24000ドル程度なので、まだまだ余裕があるのかもしれません。
周りが弱気になっている中、ビットコイン投資のトップに立つ企業が率先して買い増しをすることは、弱気姿勢を覆すきっかけにもなり得るでしょう。
このように、SNSでもこの報道で流れが変わると考えている人も存在しています。
なお、同社は先月にも1500万ドル分のBTCを購入したばかりです。
現時点でも既に92079BTCを保有している為、買値によっては10万BTCを保有する超大口になる日も近いかもしれません。
便乗買いも期待できるか
マイクロストラテジー社の発表後に、約500億円相当のステーブルコインが取引所に流入したようです。
同社の購入予定金額は440億であることから、もしかしたら別の企業や投資家が便乗して購入しようとしているのではないかと考えられています。
また、先日にビットコインを法定通貨として認定したエルサルバドルも、今後1.4億ドル分のビットコインを購入予定とのことなので
今後、強い買い圧が発生する可能性は十分に期待できるでしょう。
一部からは批判も挙がる
マイクロストラテジー社がビットコインを購入することに対して、批判をする人々も存在します。
彼らは、別に仮想通貨を嫌っているわけではありません。
むしろ、ビットコインを保有している人ほど、同社を批判するようになりつつあるのです。
というのも、同社はかなり強引なビットコイン購入を進めており、いつ崩壊してもおかしくはない状況です。
崩壊をしてしまうと強烈な売り圧に繋がりますし、ビットコイン保有企業の失敗例として大きく目立ってしまい
他の企業の参入に影響を及ぼす可能性があるでしょう。
Twitterでも、あまり同社をよく思わない声が多数挙がっています。
同社は少なからずビットコインに良い影響を与えていたことも確かですが、余裕を持った投資を人々は望んでいるのでしょう。
テスラは損益分岐点を割ったか
同じくビットコイン保有企業として話題になったテスラですが、損益分岐点を割った可能性があります。
テスラの平均取得単価は34700ドル程度と言われています。
今回の暴落で一時31000ドル台まで落ちたことから、少なくとも一時的にはマイナスになっていたことでしょう。
もし損切りをするとなれば、かなりの売り圧に繋がりますので、更なる下落も懸念されます。
ただ、先日同社のCEOであるイーロンマスク氏が、ビットコインと別れを告げたかのような意味深なツイートをしたことから
既にテスラはビットコインを売却済みなのではないかという推測も広がっています。
どちらにせよ、良くないイメージが付いたことは間違いありませんので、今後の企業参入は控えめになるかもしれません。