ナスダックの上場企業であるMicroStrategyが、新たにビットコインを買い増ししたことが明らかになりました。
今回購入したビットコインは計16,796BTC(約190億円相当)と、かなり大規模な投資であることが伺えます。
MicroStrategyはインフレのリスクを考慮した投資であると宣言している為、長期ホルダーとして他の企業の指針になってくれる期待が高まっているようです。
ナスダック上場企業がビットコインを購入
時価総額15億ドルを誇る大企業のMicroStrategyが、投資戦略としてビットコインを購入したことが判明しました。
MicroStrategyのCEOであるMichael Saylor氏は、今回16,796BTC(約190億円相当)を購入したと明かし、以前にも購入したビットコインを合わせると計38,250BTC(約430億円相当)にものぼると話しています。
このビットコインの購入については、投機ではなく世界のインフレリスクに対する備えとして投資をしているとのことで、ビットコインが次第に世間に浸透しつつあることが伺えます。
流れを変えるきっかけになるか
事業の一環として株式投資をしている企業は日本でも多く見受けられますが、ビットコインを購入した企業は世界でもかなり珍しいでしょう。
と言うのも、上場企業ともなると株主に対する責任が重くのしかかり、大きな損失を出してしまうと株価が大きく値下がったり、企業の信頼性を損ない兼ねません。
その為、ほとんどの企業はリターンを見込めたとしても、リスクを恐れて手出しができないことでしょう。
また、一般的に見ると仮想通貨投資に理解がある人自体かなり少数派である故、仮想通貨投資をすると宣言しただけで反感を買う可能性だってあります。
このような理由から、他の企業がどう出るか様子見をしている企業も多いのではないかと考えられています。
そんな中で、そこそこの大企業であるMicroStrategyがビットコイン投資を始めたことにより、今の流れを変えることができるかもしれません。
実際に、MicroStrategyのビットコインの購入は、仮想通貨界隈だけでなく株式投資をしている人たちからも注目されており、ビットコイン購入以降に大きく株価を上昇させています。
もし今後、ビットコインの運用によって大きな利益を出すことができれば、他の企業も追従し始め、事業の一環としてビットコインへの投資が選択肢に入る時代が来ることでしょう。