調査会社「マイニングに高性能GPUを使うのは馬鹿げている」
要点
・調査会社のジョン・ペディ・リサーチが急増するGPU需要についてに言及
・「今、暗号資産マイニングのために消費電力の大きなGPUに投資するのは非常に馬鹿げている」
ビットコインのマイニングによってGPUの需要が急拡大しています。
調査会社のジョン・ペディ・リサーチ(JPR)は
「2020年第4四半期におけるGPUの出荷数が
対前年同期比で12.4%増加した」
との調査結果を発表しています。
出荷増の主な要因は、
新型コロナウイルス感染拡大によるテレワークや
TVゲームなどの巣ごもり需要と見られていますが
暗号資産マイニングもその一角にあると言います。
JPRの創業者ジョン・ペディ氏は
「GPUでのマイニングに最適なイーサリアムは、
まもなくバージョン2.0となり、
GPUは無用なものになるでしょう。
今、仮想通貨マイニングのために
ハイエンドで、消費電力の大きいGPUに
投資することは非常に馬鹿げている」
と語りました。
エヌビディアのようなGPUメーカーは、
GPUの需要の急激な増加に対し
対処に苦しんでいるようです。
■ネットの反応
仮想通貨マイニングのための深刻なグラフィックボード不足に
一般の投資家たちもそれぞれに困惑しているようです。
一部では中古であってもかなり高騰しているGPUも
あるのだとか……。
グレースケール親企業、最大270億円分のビットコイン投資信託の購入計画を発表
要点
・グレースケールの親企業DCGが、BTC投資信託への投資する計画を発表
・最大270億円の資金が投じられるとのこと
仮想通貨投資企業である
グレースケール社の親会社DCGが、
グレースケール社提供のBTCの投資信託(GBTC)に
投資する計画を発表しました。
その予算は最大270億円とのことです。
GBTCの新規発行に参加するのでなく、
OTC市場でGBTCを直接購入する形です。
なお、購入のタイミングや実際の投資額は
現段階では未定とされています。
DCGは仮想通貨に特化した大手のVC企業で、資産総額は約3.7兆円に及びます。
今回の記事のまとめ
■『調査会社「マイニングに高性能GPUを使うのは馬鹿げている」』について
・GPUの需要が仮想通貨マイニングなどで急増し、深刻な品不足に
・調査結果のJPRは、マイニングのために高性能GPUに投資する事に苦言
■『グレースケール親企業、最大270億円分のビットコイン投資信託の購入計画を発表』について
・グレースケール社の親会社DCGがBTCの投資信託(GBTC)への投資計画を発表
・OTC市場でGBTCを直接購入する形だが、最大270億円もの資金が動くことに
マイニング用途需要や半導体不足などにより、
ここしばらくグラフィックボードが深刻な品薄となっています。
仮想通貨相場が加熱するのは結構なのですが、
パソコンユーザー全体がGPU不足や高騰に
悲鳴を上げている模様です。
需要に対して早く充分な供給が行き渡ると良いですね。