23日に暴落したビットコインですが、メディアや専門家の間で引き続き様々な指摘がなされています。
特に、グーグルの量子コンピューター実証実験は材料視されているようです。
要点
グーグルの量子コンピューター発表が下落要因?
23日に暴落したビットコインですが、2日たった現在、80万円でいったん下げ止まっており、落ち着きをみせています。
下落要因についてはメディアで様々指摘されていますが、そのひとつでグーグルが発表した量子コンピューターが話題になっています。
IBM、グーグルの「量子超越」達成は「大げさ」(FT) https://t.co/5QZfelkSkc
— 日本経済新聞 電子版 (@nikkei) October 23, 2019
数日たってフィナンシャル・タイムズは「おおげさ」と反論する記事も出ているようですが、少なくとも今回の仮想通貨暴落とはあまり関係があるとは言えません。
指摘されたのは、仮にグーグルの量子コンピューターが実現されれば、ビットコインの秘密鍵などの計算が全て解かれるというものですが、量子コンピューターが実現されれば、ビットコインどころか今ある全ての暗号技術がダメになってしまいます。
それを考えると、今回ビットコインだけが材料視して下落したのはややおかしい議論といえるでしょう。
結局のところ下落要因は不明か
結論から述べると、今回もいつも通り原因不明の暴落だったといわざるをえません。
前回の暴落はテクニカル的な要因も強かったですが、今回のサポートされた84万円はそれに比べて心理的節目でもなかったと言えます。
むしろ、それでいえば、暴落後の80万円~74万円のサポートの方がチャート上で重要な役割をしています。
ただ、大口の取引があったことは間違いなく、ビットメックスで215億円という巨額のロングポジションが決済されたのはデータサイトから確認できます。
出典:https://app.rek.to/
価格が動く材料が検討がつかないため、いずれにせよ目先の重要な価格帯を注視しつつ相場動向を追っていくしかなさそうです。
まとめ
23日に暴落したビットコインですが、要因については各方面で様々な憶測が。
その中で話題になっているのが、グーグルが発表した量子コンピューターの実証実験ですが、仮に量子コンピューターが実現した場合、ビットコインどころか今ある暗号技術全てがダメになるので、明確な要因とは断言できなさそうです。
いずれにせよ、ビットメックスで巨額のポジションが解消されたのは確認できるので、今のところは引き続き重要な価格帯を注視しつつ相場を見守るしかないでしょう。