大投資家バフェット氏の片腕・マンガー氏「ビットコインは保有しない」と明言
要点
・著名投資家バフェット氏の相棒、マンガー氏が「今の株式市場はバブル状態、ひどい終わり方になる」と警鐘
・「BTCは保有するつもりはない。振れ幅が大きすぎるため世界の交換媒体にはならないだろう」と明言
世界的投資家ウォーレン・バフェット氏の相棒が
「ビットコイン投資はしない」
とコメントしました。
米投資会社バークシャー・ハザウェイの副会長であり
世界的投資家ウォーレン・バフェット氏の右腕である
チャーリー・マンガー氏(97)が
現在の株式市場にバブルの兆候が見られると
警鐘を鳴らしました。
最近発生した
ゲーム小売・ゲームストップ急騰事件を例に挙げて
「株式のギャンブルを助長する風潮はまったく愚かしい」
と批判しています。
現在の相場が90年代後半のITバブルと
同じ運命をたどるのかとの質問には
「そう思う。
ひどい終わり方になるだろう。
が、それがいつ来るは分からない」
と答えました。
急騰した仮想通貨のビットコインについて、
マンガー氏は
保有するつもりはないと明言しています。
「ビットコインは振れが大きすぎるため、世界の交換媒体にはならないと思う」
「投資家は、ビットコインまたは金を買わないことを勧める」
と指摘しました。
■ネットの反応
世界市場において強い影響力のあるマンガー氏の警告は、
投資家の間で賛否別れているようです。
素直に耳を傾けるべきとする声や、やや外した分析であるとの声が
SNSでは散見されました。
「仮想通貨は金や銀より人気」オーストラリア人投資家アンケートにて
要点
・オーストラリア人投資家を対象に金融商品のアンケートを実施
・アンケートでは、仮想通貨の人気は金や銀より高い結果となった
オーストラリア仮想通貨取引所BTCマーケッツが
2000人以上の現地投資家を対象にした調査を行ったところ、
仮想通貨は金や銀より人気の投資対象という結果が出ました。
オーストラリア人投資家の12.6%が
ビットコインなどの仮想通貨を保有しているのに対し、
貴金属を保有しているのは12.1%ほどでした。
しかし、投資家の間ではまだまだ
株式投資が圧倒的です。
株式を直接保有する投資家は、
63.6%にも達しました。
次いで人気が高いのは不動産投資(25.8%)です。
オーストラリアの仮想通貨投資家は
ほとんどがビットコインとイーサリアムの
2つを柱にしています。
83.2%がビットコイン、
42%がイーサリアム、
リップルが28.5%、
ライトコインが18%、
ビットコインキャッシュが12%
という保有率になっています。
調査によると、仮想通貨投資家の
約3分の1が2020年3月の新型コロナウィルスによる
暴落直後のタイミングで最初の投資を行った模様です。
今回の記事のまとめ
■『大投資家バフェット氏の片腕・マンガー氏「ビットコインは保有しない」と明言』について
・マンガー氏「今の株式相場はバブル状態。早晩ひどい終わり方になるだろう」と分析
・「仮想通貨は世界の交換媒体にはならない」と見做して、ビットコインは保有せず
■『「仮想通貨は金や銀より人気」オーストラリア人投資家アンケートにて』について
・オーストラリア人投資家の間で仮想通貨人気が貴金属を超えて上昇
・なかでもビットコインとイーサリアムが強い支持を得ている模様
影響力のある大手機関投資家や大口投資家のネガティブ発言に
市場は振り回されがちです。
株式相場のバブル崩壊を示唆して、ビットコインの危うさを説く
マンガー氏のコメントで少なくない投資家が弱気を見せるでしょう。
ビットコインの資産価値を信頼している投資家の皆さんも
頭の片隅でマンガー氏の指摘を意識しておくと良いと思います。