海外仮想通貨メディア「Decryp」によれば、およそ1000万円相当に値する10BTC以上を保有するウォレットが、過去最高値に到達したことが明らかになりました。
直近ではビットコインドミナンスも70%を越えてきていることから、現在の市場を示す事例と捉えられそうです。
要点
ビットコイン「クジラ」アドレスが過去最高値更新
Number of bitcoin addresses with at least 10 bitcoins reaches all-time high https://t.co/Eiv7dji3pa pic.twitter.com/JVPsxqpIV0
— Onyze (@Onyze_custody) September 5, 2019
10ビットコイン以上のビットコインアドレスの数が過去最高に達しました
Decrypyの記事によると、10BTC(日本円でおよそ1000万円)を保有する、いわゆる「クジラ」アドレスが過去最高値に到達したとのこと。
なお、計算されたアドレスの中には、仮想通貨取引所などのウォレットも含まれるとのことで、今年の価格上昇とともに、ビットコインが投資家の中で普及したデータとなったでしょう。
直近では、ビットコインドミナンスも70%台にのせ、現在の仮想通貨市場は7割がビットコインの取引で占めている状態に。
ビットコインドミナンス・・・市場全体の時価総額のうち、ビットコインの占有率を示すパーセンテージ。
それを踏まえると、投資家の一部でアルトコインからビットコインへ換金する動きも出ているといったことも考察できそうです。
アルトコインの低迷は続くのか
このブログでも何度もお伝えしていますが、今年に入ってビットコインの価格は上昇していますが、アルトコインは昨年に引き続き低迷。
ビットコインが単独で上昇している理由としては、「デジタル・ゴールド」として投資家の資金逃避先になっているという指摘があります。
そんな中、アルトコインに関しては一部専門家から悲観論も。
専門家の多くは、アルトコインが明確なユースケースをまだ持っていないことが、価格の低迷につながっているという指摘が多いです。
とはいったものの、長期的にみればアルトコインの動向はわからないもの。
歴史的にもビットコインの資金流入が起こったあとに、アルトコインの価格が上昇したのはよくあることなので、長い目でみることが大事となるかもしれませんね。
まとめ
「Decryp」によれば、10BTCでおよそ1000万円相当のBTCを保有するアドレスが過去最高値に到達したとのこと。
直近では、ビットコインドミナンスが70%台に乗せたこともあり、現在の相場を象徴する数字ともいえそうです。
今年のアルトコインに関しては、メディアで度々議論もされますが、ユースケースの確率などは引き続き長期的な目線でみていくのが良いのかもしれません。