仮想通貨のP2P取引に特化した仮想通貨取引所Paxfulが、3月にインドで実施したアンケート結果を公開しました。
そのアンケート結果によると、インド人の大多数は暗号技術やデジタル通貨の将来性を強く信じており、これから明るい未来が待っていると考えているようです。
インドでは、最近仮想通貨が解禁されたこともあって、仮想通貨人口が急増化している傾向にあるので、仮想通貨全体に大きな好機をもたらす可能性があるかもしれません。
インドで仮想通貨に関するアンケートを実施
仮想通貨取引所Paxfulは、今年3月にインドの18歳~55歳の男女500人に対して仮想通貨に関するアンケートを実施しました。
インドは中国の次に人口が多い国でありながらも、まだ経済が発展していない面があるので、今後伸びていく可能性が最も高い国として知られています。
そんなインドで、最近仮想通貨の解禁がおこなわれた為、今インド人が次々と仮想通貨の世界に雪崩れ込んできています。
Paxfulの取ったアンケート結果によると、回答者の75%が既に仮想通貨に投資をしていることが分かりました。
仮想通貨に投資していると回答した方々は、暗号技術の利点を強く信じており、今後デジタル通貨がさらに発展していくものと考えています。
特に、インドではまだアナログな文化が強い傾向にある為、仮想通貨によってデジタル化の進行や、雇用の増加に繋がることを期待しているようです。
また、驚くべきことにインドの人々は投資オプションとして仮想通貨が最も有望だと考えているようです。
上記の画像を見て頂けると分かる通り、株式・債券が30%、不動産が14.2%、ゴールドが14%なのに対して、仮想通貨はなんと40.4%というずば抜けた結果が出ています。
日本では圧倒的に株式と不動産の信頼度が高い為、国によってこれほど認識に違いがあるのはかなり興味深いですね。
これも、デジタル化が進んでいるか否かの環境による考え方の違いなのかもしれません。
インドではビットコインが人気
日本ではリップルが人気を集めていますが、インドではどうやらビットコインの人気が高いようです。
保有している仮想通貨の結果によると、回答者のうちビットコインを保有している人は90.67%と、圧倒的な数値を示しています。
また、イーサリアムを保有している人も44.27%となかなかの数値が出ている一方で、その他の通貨は1.6%とかなり極端な結果となりました。
つまり、インド人のほとんどがビットコインかイーサリアムしか保有しておらず、それ以外の通貨には全く興味を示していないことが分かりました。
日本はどちらかと言うと、アルトコインを好む傾向が強いので、インドと日本では考え方が違う印象を受けますね。
意外とインドは先駆者だった?
今回のアンケート結果によると、2017年以前から仮想通貨を利用しているユーザーは37%ほど存在していることが分かりました。
そのうち10.67%は2015年以前から仮想通貨を始めていると回答しており、意外とインドの方々は早期から仮想通貨を始めていたようです。
さらに、仮想通貨に規制が掛かっていた2018年~2019年の間に始めたユーザーもかなり存在していた為、規制を逃れてまで仮想通貨に投資しようとしていたことが伺えます。
このような結果から、恐らく我々が思っている以上にインドの方々は仮想通貨に対する知見を得ており、仮想通貨への投資を前向きに考えているようですね。
インドは13億人の人口を抱えている為、インドで本格的に仮想通貨が普及するようになれば、一気に仮想通貨は活性化していくことになるでしょう。
現在は低迷している仮想通貨ですが、インドこそが仮想通貨を救う英雄になるのかもしれません。