昨日急上昇したビットコインですが、その要因のひとつとして「アルゼンチン・プレミアム」が指摘されています。
同国ではビットコインの買い需要により、価格が一時130万円(1万2000ドル)まで高騰したとのことです。
要点
アルゼンチンでビットコインが一時130万円に
Governments have a knack for telling people what they can and can't do with their money.#WhyBitcoin
Taxes are understandable, quotas unacceptable.
— Alex Krüger (@krugermacro) September 1, 2019
政府は、自分のお金でできることとできないことを人々に伝えるコツを持っています。 #WhyBitcoin税金は理解可能で、割り当ては受け入れられません。
昨日、急上昇したビットコインですが、アルゼンチンでは一時130万円まで価格が上昇したとのこと。
その背景にあるのが、1日、同国政府が発表した「資本規制政策」。
これは簡単にいうと、企業や投資家の米ドル買いを制限するもので、国内からの資本流出を食い止める狙いがあります。
その結果、それを恐れた投資家などからビットコインの買い需要が高まったとのこと。
アルゼンチンのような新興国では、米ドルは信頼できる通貨として大きな意味をもち、それを制限されるのは日本で起こるよりも大きな影響があります。
3日、アルゼンチンではビットコインの価格が他国に比べおよそ13%高の12000ドルに(日本円でおよそ130万円)。
この価格乖離が、昨日おきたビットコインの上昇を後押ししたとも一部で指摘されています。
世界情勢の不安定感は続くか
直近では米中貿易摩擦、ブレグジットなど世界情勢は混迷を極めていますが、それに並んでこのような新興国の政局不安が浮き彫りに。
アルゼンチン以外ではトルコ、ベネズエラ、イランなどでこれまで政局不安が起こると、このようなビットコインの買い需要が高まったことがありました。
これらを踏まえると、ビットコインの長期的な地合いは、まだまだポジティブであるとも言えるでしょう。
今年10月には金融関係者の中で大型イベントとなっているブレグジットも控えているので、世界情勢は今後も要注目となります。
まとめ
3日、アルゼンチンでは価格が一時130万円まで高騰。
その大きな要因として、同国政府が発表した政策があり、不安からビットコインの買い需要が高まったとのことです。
米中貿易摩擦、ブレグジットなど世界情勢の懸念が悪化していますが、それと並んで新興国の政局不安・金利政策もこのようにビットコイン価格に影響する可能性があるので今後も注目となります。