先週のリップルは下落傾向だったものの、その下げ幅は小さかったといえます。
これまで暴落が相次いだ時期と比べれば、レンジ相場の印象です。
また週末からは、市場への追い風も感じられます。
このあたりでトレンドの逆転があるかもしれません。
最近のリップル市場をまとめました。
要点
先週のリップル相場まとめ
先週のリップル相場を見ていきましょう。
GMOコイン販売所の日足チャートで検証を進めます。
先週のリップルは、平日に下落が集中していました。
しかし暴落ほどのレベルは見られません。
週の初めである23日の始値は52.081円です。
金曜日の27日における終値は47.452円でした。
この間の下げ幅は約9.8%です。
かろうじて10%以上のダウンを避けられました。
現在のリップルは50円前後の攻防が続いています。
しかし今週の初めである30日は記事執筆時点で終値未確定ながら、久々に本格的な上昇を見せているようです。
リップル市場に久々のポジティブなニュースが訪れるのでしょうか。
わずかな下げ幅にとどまった要因は?
リップルがわずかな下げ幅にとどまった要因として、ビットコインの値動きが挙げられます。
またディペッグショックを起こしたルナが、新しいブロックチェーンで運用を再開したことも一因でしょう。
それぞれの詳細を解説します。
まずはビットコインの先週の値動きをごらんください。
こちらもGMOコイン販売所の日足チャートによる検証です。
ビットコインは先週において、小さな値下がりにとどまっています。
週の初めである23日の始値が372万9808円です。
27日はその週における最後の陰線でしたが、終値が356万0728円になりました。
この間の下げ幅は約4.7%にとどまっています。
リップルはビットコインより下げ幅は大きいといえますが、10%以上の下落はありませんでした。
以上からビットコインにおける買いと売りの拮抗状態が、リップルにも影響を与えたでしょう。
今後も2銘柄の相関性に注意ですが、仮想通貨市場全体の景気がよくなれば、リップルがその波に乗る可能性があります。
またディペッグ騒動の一服も、リップル市場に影響したでしょう。
26日にテラフォームラボが、新しいブロックチェーン「テラ2.0」の運用方針を明かしました。
これにBinanceやHitBTCなど、多くの仮想通貨取引所が支援する意向を見せています。
以上のニュースは、騒動の一段落を感じさせたようです。
先週末のリップルにおける連続値上がりも、テラの新計画のおかげでしょう。
話題の銘柄によるポジティブなニュースも、リップル市場を動かすことがあります。
今後のリップルは上昇トレンドへ転換するのか?
リップルは、今週の上昇トレンドへの転換が予想されます。
4時間足でのトレンドが、急激に上向いたからです。
移動平均線つきのチャートを確かめましょう。
青線はローソク足5本分の短期トレンド、赤線は25本分の長期を示します。
短期の青線が赤線を下から突き抜けるゴールデンクロスが、30日午前9時あたりで起きました。
これは仮想通貨の相場が、しばらく上を向くサインとされます。
以上から8時間足、12時間足、ひいては日足でもゴールデンクロスが起きるかもしれません。
そうなればリップル市場に好景気が戻ってくるでしょう。
短期と長期の両トレンドを意識しながら、買うタイミングを決めてください。
まとめ
先週のリップルはわずかな下落傾向でした。
ビットコインも同じような値動きだったため、それにつられた可能性があります。
しかしここからは、上昇トレンドへの転換が視野に入ってきました。
記事投稿時点において、4時間足でゴールデンクロスが起きたからです。
テラ騒動の一服も、投資家心理を前向きにさせたでしょう。
以上から今後のリップル市場に期待がかかります。