リップルに関する詐欺被害が20万件以上、被害総額140万XRPにもなるとXrplorer forensicsが報告を出しました。
そこで、リップル社は公式で詐欺の見抜き方を発表。リップルを用いた詐欺の実態(ギブアウェイ詐欺)や、詐欺を見抜き防ぐ方法について発表していますが、どういう内容なのか具体的に紹介していきます。
リップル詐欺は20万件以上!被害総額は140万XRPに!
Xrplorer forensicsによると、リップル関連の詐欺は世界で20万件以上、被害総額は140万XRP出ているようです。現在のリップルの価格は、16~7円(2020年3月27日現在)のため、2200~2300万円相当の被害額が予想されます。
詐欺は、YouTubeやTwitter、InstagramなどSNSを使ったものが多く、実際に日本でも、「公式リップル社のXRPを無料配布」といった偽のプレゼント企画を装った詐欺が行われているようです。
リップル社は、あまりの詐欺被害の多さに、とうとう公式声明として、以下のように詐欺の見抜き方や注意喚起を発表しました。
Fraudsters on social media platforms like YouTube and Twitter are looking to steal from you. Protect yourself by learning how to spot and report fake #XRP giveaway #scams. https://t.co/LiZ17ndQbU
— Ripple (@Ripple) March 25, 2020
YouTubeやTwitterなどのソーシャルプラネットフォームの詐欺師は、あなたを窃盗の対象にしています。偽のXRPプレゼントを詐欺を見つけて通報する方法を学び、自分の身を守ってください。
リップル社は、信頼が重要な業界にいるため、多くの人の信頼を損なわないように、詐欺の見抜き方や、アドバイスを行うと説明を付け加えています。
以下では、リップル社の声明について紹介していきます。
詐欺の見抜き方をリップル社が公式発表!ギブアウェイ詐欺とは?
リップル社によると、
「小額のお金を送金する、もしくは金融口座情報を提供すれば多くのリップルを送金することを約束する。(実際には送金されない)」
といった「ギブアウェイ詐欺」が多く使われているようです。
他にも、フィッシング詐欺、窃盗、偽の取引所などの詐欺も横行していることが判明。
これらの詐欺に対して、リップル社は、「リップル社や役員を含め、仮想通貨を無料でプレゼントしたことはなく、これからもない」と公式にコメント。
リップル社は、よくある詐欺の例として、著名人や有名企業(特にリップル本社)をSNS上でなりすまして、無料でリップルを配布するといった事例を取り上げていました。
詐欺の見抜き方としては、どのようなケースも、まずお金を送金させるもしくは、金融口座の情報を提供させる必要があるとのこと。
実際に、リップルを懸賞として無料で提供するケースでは、名前や住所などを提供するだけの場合が多くなっています。
いきなりお金を請求されたり、や銀行口座などの情報を要求されたりすれば、詐欺を疑ってくださいね。
リップル社が行っている詐欺行為に対する措置
リップル社は、上記のような詐欺に対して、外部のサイバーセキュリティ専門家や、デジタル情報追跡業者などと協力し、取り締まっていると報告。
さらに、詐欺行為はいたちごっこのようなもので、1つの詐欺が明るみになって対策されるようになっても、また新しい詐欺が出現する。
関連する会社やSNSなど新しいプラットフォームに乗り換えては、ユーザーをだまそうとし続けるといった注意喚起も同時にリップル社は行っていました。
最後に、リップル社は、お金があるところには、常にお金を盗もうと狙っている人がいる。SNSで目に入る甘い誘惑には気をつけることは、自分の身を守ることに繋がる。
私たちのコミュニティが詐欺の被害になってはいけない。この不確実な環境において、信頼とセキュリティが何より重要。私たちは共に戦います。
と詐欺に立ち向かい続けるといった決意表明も行っていました。
まとめ
リップルだけではなく、どの仮想通貨でも詐欺は行われています。
そのため、リップル社の発表がリップルの値動きに大きな影響はなさそうですが、今後リップルの信頼性が確立されていけば、長期的に価格が上昇していくことが考えられます。